8-42回

2009年7月16日 MO日記
どっちも1没。

ゴミ5色とゴミバント作ってgg。

下手糞め。

ピック譜あるけど、反省は終了しているので。パス。
MOで8-4。

外出先でプレイしていたのでピック譜はなし。

《アラーラの子/Child of Alara》《卓越の印章/Sigil of Distinction》《軍部政変/Martial Coup》《ビヒモスの大槌/Behemoth Sledge》《グリクシスの魔除け/Grixis Charm》《バントの魔除け/Bant Charm》みたいな5色組んで最後事故って3没。

5色やるとかなりの確立で《軍部政変/Martial Coup》引くんですけどwwwテラチートww


帰宅後4-3-2-2。

断片は初手で《聖域のガーゴイル/Sanctum Gargoyle》流して《長毛のソクター/Woolly Thoctar》。ナヤはホント嫌いなんだけど、さすがにねぇ。
2手目《ジャングルの祭殿/Jungle Shrine》、3手目《圧倒する静寂/Resounding Silence》で一応まだ5色も狙えるかなってとこで4手目《マグマのしぶき/Magma Spray》。赤はだいぶオープンっぽい。
5手目で《聖域のガーゴイル/Sanctum Gargoyle》と《アミーシャの口づけ/Kiss of the Amesha》流れてきて、万一に備えてアミーシャピック。
あとは白と緑のサイクリング生物とモストドン・ナヤパノラマ回収して終わり。

コンフラの初手はフェニックスと《引きずり下ろし/Drag Down》流して《浮浪する耕し獣/Vagrant Plowbeasts》。
2手目ニコルボーラス流して《焦熱の落下/Fiery Fall》、3手目《焦熱の落下/Fiery Fall》流して《野生のレオトー/Wild Leotau》、以後《ナカティルの狩り群れ/Nacatl Hunt-Pride》、《ヴァレロンの異国者/Valeron Outlander》、《サシーリウムの射手/Sacellum Archers》あたりを回収して終了。

リボーンは初手《バントの信刃/Bant Sureblade》流して《新たなアラーラの騎士/Knight of New Alara》。2手目で上から《不屈の随員/Dauntless Escort》と《ビヒモスの大槌/Behemoth Sledge》流れてきたので素直にハンマー。後は《マリーシの双子爪/Marisi’s Twinclaws》と、低マナ域が少なかったので必至にバント刃2、ジャンド刃1、ナヤ刃1をかき集めた。


デッキはこちら。


《ヴァレロンの異国者/Valeron Outlander》
《バントの信刃/Bant Sureblade》2
《ナヤの静刃/Naya Hushblade》
《ジャンドの斬刃/Jund Hackblade》
《サシーリウムの射手/Sacellum Archers》
《長毛のソクター/Woolly Thoctar》
《野生のレオトー/Wild Leotau》
《マリーシの双子爪/Marisi’s Twinclaws》
《新たなアラーラの騎士/Knight of New Alara》
《死の一撃のミノタウルス/Deadshot Minotaur》
《ナヤの滞留者/Naya Sojourners》
《モストドン/Mosstodon》
《ナカティルの狩り群れ/Nacatl Hunt-Pride》
《鋤引きの耕し獣/Yoked Plowbeast》
《ジャングルの織り手/Jungle Weaver》
《浮浪する耕し獣/Vagrant Plowbeasts》

《ビヒモスの大槌/Behemoth Sledge》
《焦熱の落下/Fiery Fall》
《マグマのしぶき/Magma Spray》
《圧倒する静寂/Resounding Silence》
《捕らえられた陽光/Captured Sunlight》
《ナヤのオベリスク/Obelisk of Naya》

基本地形15
《ジャングルの祭殿/Jungle Shrine》
《ナヤの全景/Naya Panorama》


コンフラックスから5色に行ってればよかった、っていうのは欲張りすぎだろうか?
ニコルとか、《天球儀/Armillary Sphere》も《断ち割る尖塔/Rupture Spire》も取れるタイミングはあった。けど正直ナヤから動く勇気がなかった。
断片でナヤカラーの低マナ域全く取れなかったのが痛かった。特に《ヴァレロンに仕える者/Steward of Valeron》と《アニマのドルイド/Druid of the Anima》。
リボーンでも1枚も《豊穣の痕跡/Trace of Abundance》すら1枚も見なかったもんなぁ。

ナヤあんだけ嫌ってるんだからキャラ出して5色いってれば良かったw

結果は2没。

さ、これから今日の分やるかー。

8-4

2009年7月13日 MO日記
今日も元気にMO。

断片:
1-1《海辺の城塞/Seaside Citadel》
(他候補:《暴力的な根本原理/Violent Ultimatum》)
パック弱かったので、無難に土地からスタート。
1-2《ジャングルの祭殿/Jungle Shrine》
(他候補:《セドラクシスの死霊/Sedraxis Specter》《野生のナカティル/Wild Nacatl》《処刑人の薬包/Executioner’s Capsule》《苦悶のねじれ/Agony Warp》)
2枚目のタップインランド。スペルとっても良かったかなと思ったけどランド最強なんで。初手の土地と2色かぶってるからどっちにしても使えそうだったし。
1-3《アミーシャの口づけ/Kiss of the Amesha》
(《枝分かれの稲妻/Branching Bolt》《処刑人の薬包/Executioner’s Capsule》《潮の虚ろの大梟/Tidehollow Strix》)
ここで5色最強スペルの《アミーシャの口づけ/Kiss of the Amesha》が。稲妻と迷ったけど、このカード5色だとアホみたいに強いんで。
1-4《浄火の大天使/Empyrial Archangel》
(他候補:《ジャンドの戦闘魔道士/Jund Battlemage》《肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder》)
はいはい、レアパワーレアパワー。
1-5《臓物を引きずる者/Viscera Dragger》
(他候補:《ナヤの全景/Naya Panorama》)
1-6《臓物を引きずる者/Viscera Dragger》
(他候補:《圧倒する咆哮/Resounding Roar》)
1-7《圧倒する波/Resounding Wave》
(他候補:《峠のラネット/Ridge Rannet》《荒廃稲妻/Blightning》)
ここは微妙だったかな?ただラネットは好きじゃない。
1-8 《鋤引きの耕し獣/Yoked Plowbeast》
(他候補:《ナヤの全景/Naya Panorama》《取り消し/Cancel》)
ラネットは弱いけどこっちは強い。
1-9《バントの全景/Bant Panorama》
(他候補:《アンデッドのレオトー/Undead Leotau》)
1-10《ジャンドの全景/Jund Panorama》
1-11《ナヤのオベリスク/Obelisk of Naya》
マナベースがっちり。

コンフラ:
2-1《引きずり下ろし/Drag Down》
(他候補:《グリクシスの奴隷使い/Grixis Slavedriver》《不安定な地平線/Unstable Frontier》《古代の聖塔/Ancient Ziggurat》)
除去ですし。
2-2《淀み水の精霊/Brackwater Elemental》
(他候補:《遁走の王笏/Scepter of Fugue》《マトカの暴動者/Matca Rioters》《引きずり下ろし/Drag Down》)
さすがになかったか。除去か暴動者でよかったかな。
2-3《断ち割る尖塔/Rupture Spire》
(他候補:《野生のレオトー/Wild Leotau》《惨めな食事/Wretched Banquet》)
土地最強。
2-4《淀み水の精霊/Brackwater Elemental》
(他候補:《抵抗の微光/Gleam of Resistance》《ヴィスの吸収/Absorb Vis》《爆発する境界/Exploding Borders》)
2枚目。マナベース最強だしサイクリングはいいかなって思ってしまった。
2-5《肉組み/Fleshformer》
(他候補:《爆発する境界/Exploding Borders》《断片の収斂/Shard Convergence》)
ウマー。
2-6《黒死病のカターリ/Pestilent Kathari》
(他候補:《虚空からの声/Voices from the Void》)
ハンデスのが良かったか?
2-7《惨めな食事/Wretched Banquet》
2-8《不安定な地平線/Unstable Frontier》
2-9《不安定な地平線/Unstable Frontier》
2-10《さまようゴブリン/Wandering Goblins》
2-11《最前線の賢者/Frontline Sage》
2-12《抵抗の微光/Gleam of Resistance》
2-13《爆発する境界/Exploding Borders》


再誕:
3-1《ビヒモスの大槌/Behemoth Sledge》
(他候補:《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》)
初手(笑)
3-2《魂の汚染者/Defiler of Souls》
レアパワー(笑)パック弱かったので特に迷うこともなく。
3-3《茸の番人/Mycoid Shepherd》
ここもパック弱かったので素直にレアパワー(笑)
3-4《威嚇の稲妻/Intimidation Bolt》
ここもパックはそれほどでもなかった。他の色なら強いだろうコモンはいたけど。
3-5《魂の操作/Soul Manipulation》
(他候補:《死ぬまでの戦い/Fight to the Death》)
3-6《現実の否定/Deny Reality》
(他候補:《ジャンドの滞留者/Jund Sojourners》)
3-7《妄信的迫害/Zealous Persecution》
(他候補:《青ざめた出家蜘蛛/Pale Recluse》《捕らえられた陽光/Captured Sunlight》)
蜘蛛でもよかったかも。
3-8《意思切る者/Architects of Will》
(他候補:《アーシャへの捧げ物/Offering to Asha》《ジェスのゾンビ/Jhessian Zombies》)
3-9《脳噛みつき/Brainbite》
3-10《栄光鱗のヴィーアシーノ/Gloryscale Viashino》
ウマー。
3-11《アーシャへの捧げ物/Offering to Asha》




5色にしては若干除去薄いかなと思いつつ出来上がったのはこちら。

《さまようゴブリン/Wandering Goblins》
《淀み水の精霊/Brackwater Elemental》2
《肉組み/Fleshformer》
《臓物を引きずる者/Viscera Dragger》2
《意思切る者/Architects of Will》
《栄光鱗のヴィーアシーノ/Gloryscale Viashino》
《茸の番人/Mycoid Shepherd》
《魂の汚染者/Defiler of Souls》
《鋤引きの耕し獣/Yoked Plowbeast》
《浄火の大天使/Empyrial Archangel》

《惨めな食事/Wretched Banquet》
《アミーシャの口づけ/Kiss of the Amesha》
《現実の否定/Deny Reality》
《脳噛みつき/Brainbite》
《爆発する境界/Exploding Borders》
《引きずり下ろし/Drag Down》
《抵抗の微光/Gleam of Resistance》
《魂の操作/Soul Manipulation》
《妄信的迫害/Zealous Persecution》
《威嚇の稲妻/Intimidation Bolt》
《ビヒモスの大槌/Behemoth Sledge》
《ナヤのオベリスク/Obelisk of Naya》

《断ち割る尖塔/Rupture Spire》
《不安定な地平線/Unstable Frontier》
《バントの全景/Bant Panorama》
《ジャンドの全景/Jund Panorama》
《海辺の城塞/Seaside Citadel》
《ジャングルの祭殿/Jungle Shrine》
基本地形12枚


結果的に2枚になった《淀み水の精霊/Brackwater Elemental》は大活躍でした。
まぁ、とにかくレアパワー(笑)な感じで。
40枚にしたかったけどまたしても絞りきれず41枚に。サイクリング4枚も取れたから土地17でもよかったか?

1回戦目ーバント
1本目は相手が死ぬまで青緑で《浄火の大天使/Empyrial Archangel》抱えたまま勝ち。2本目は丁寧に相手の生物処理しながら《魂の汚染者/Defiler of Souls》《茸の番人/Mycoid Shepherd》と並べて最後はゾンビと精霊を一気に蘇生して勝ち。

2回戦目ーナヤタッチ黒
1本目はクロックミスして1回死にかけるも、《さまようゴブリン/Wandering Goblins》+《ビヒモスの大槌/Behemoth Sledge》で無理矢理押し込んで逆転して相手は後が続かなくなって勝ち。2本目は相手の出だしが遅くて、出す生物を《惨めな食事/Wretched Banquet》、《淀み水の精霊/Brackwater Elemental》で相打ち、《威嚇の稲妻/Intimidation Bolt》、《魂の操作/Soul Manipulation》と全部対処して最後は《脳噛みつき/Brainbite》の安全確認から《魂の汚染者/Defiler of Souls》で勝ち。

8-4は最終戦は何はともあれ一度はIDを申し出るようにしてるので、最終戦ID持ちかけたら快くIDしてくれて6パックゲット。

天使1度も出なかった。残念。
コンフラの基本土地サイクリングと再誕の基本土地サイクリングはもうちょい積極的に取りに行くべきだったかも?
でも土地だけでマナベースかなり強かったからそうでもなかったのかな?《抵抗の微光/Gleam of Resistance》よりは《ヴィスの吸収/Absorb Vis》や《青ざめた出家蜘蛛/Pale Recluse》のほうが欲しかったけど。

4-3-2-2

2009年7月10日 MO日記
普段は報酬の期待値が低いので8-4,しかしないのですが、すぐに卓が立ちそうだったので4322へ。

断片:
1-1《忘却の輪/Oblivion Ring》
(他候補:《機械医師/Metallurgeon》《ナヤの魔除け/Naya Charm》《器用な決闘者/Deft Duelist》《枝分かれの稲妻/Branching Bolt》《圧倒する雷/Resounding Thunder》)
赤は基本的にいつでも入れると思ってるのでだだ流し。ナヤは嫌い。
1-2《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》
(他候補:《処刑人の薬包/Executioner’s Capsule》)
パック弱かったのでカードパワーだけでピック。ジャンドは大好き。
1-3《骸骨のカターリ/Skeletal Kathari》
(他候補:《潮の虚ろの大梟/Tidehollow Strix》《印章の祝福/Sigil Blessing》《圧倒する咆哮/Resounding Roar》)
クリックミス。死ね。
1-4《海辺の城塞/Seaside Citadel》
(他候補:《アニマのドルイド/Druid of the Anima》《急使の薬包/Courier’s Capsule》)
タップインランドがこの順手で流れてくるのが4322。ウマー。
1-5《熊手爪のガルガンチュアン/Rakeclaw Gargantuan》
(他候補:《破門/Excommunicate》《印章の祝福/Sigil Blessing》《後追いの呼び声/Call to Heel》)
どう見ても《破門/Excommunicate》が正解。死ねばいいのに。頭寝てたらしい。

あとは《エスパーの全景/Esper Panorama》回収したぐらい。
まぁ、この時点で青白に行けそうだってことぐらいは気づいていたのは幸い。ダブルカプセルが流れまくってたから。それくらいは頭起きてた。
その後、《器用な決闘者/Deft Duelist》、《器用な決闘者/Deft Duelist》、《圧倒する波/Resounding Wave》、《エーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptor》とピック。
2手目はカプセルとっても良かったのかもしれない、ってのは結果論かな?
5手目は明らかなミス。クリックミスした3手目で梟取れてれば・・・。
でもここで青白のテンポに方向しっかり決めたので後は楽だった。

コンフラ
1-1《エスパーの鵜/Esper Cormorants》
(他候補:《ラッカ・マー/Rakka Mar》《ヴィダルケンの異国者/Vedalken Outlander》)
パック弱すぎワロタ。
1-2《フェアリーの機械論者/Faerie Mechanist》
(他候補:《セドラクシスの錬金術師/Sedraxis Alchemist》)
また弱いパック。タッチ黒は遅かれ早かれするだろうとは思ったけどさすがにここでは早すぎる。
1-3《闇光りのガーゴイル/Darklit Gargoyle》
(他候補:《宮廷のホムンクルス/Court Homunculus》)
このパックも弱かった。他には《標のビヒモス/Beacon Behemoth》と異国者くらいしかいなかったはず。
1-4《ヴィダルケンの異国者/Vedalken Outlander》
(他候補:《フェアリーの機械論者/Faerie Mechanist》《セドラクシスの錬金術師/Sedraxis Alchemist》)
プロテクションは正義。
1-5《惨めな食事/Wretched Banquet》
(他候補:《闇光りのガーゴイル/Darklit Gargoyle》)
スペルを回収。黒はタッチって決めてたから2枚もガーゴイルはいらないかな、と。
1-6《エスパーの鵜/Esper Cormorants》
(他候補:《送還/Unsummon》)
6手目ににしてまさかのこのカード。エスパー独り占めだと確信。
1-7《フェアリーの機械論者/Faerie Mechanist》
(他候補:《洞察の王笏/Scepter of Insight》)
2枚目ゲッツ。もはや祭りだ。
1-8《エスパーゾア/Esperzoa》
(他候補:《フェアリーの機械論者/Faerie Mechanist》)
マ☆ジ☆か☆よ
1-9《送還/Unsummon》
(他候補:《ヴィダルケンの異国者/Vedalken Outlander》)
1-10《標のビヒモス/Beacon Behemoth》?
(他候補:なし)
青白いカードがなかった。
1-11《宮廷のホムンクルス/Court Homunculus》
(他候補:なし)
そして3手目のホムンクルスが1週。

その後は2枚目の《送還/Unsummon》回収しておしまい。


リボーン
1-1《交戦の栄光/Glory of Warfare》
(他候補:《威嚇の稲妻/Intimidation Bolt》《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》《縫い目のドレイク/Sewn-Eye Drake》《途方もない力/Colossal Might》)
青白いカードが皆無。なんというイジメか。《威嚇の稲妻/Intimidation Bolt》をタッチしようかとも思ったけど、赤をサポートできるマナベースなかったのでパス。カット気味にレアを。このカードに何度か負けたことあるし。
1-2《献身的な嘆願/Ardent Plea》
(他候補:《否定の壁/Wall of Denial》《エスパーの嵐刃/Esper Stormblade》)
後で2枚目の《献身的な嘆願/Ardent Plea》が流れてきたことを考えると《エスパーの嵐刃/Esper Stormblade》が正解だったかも。でもスペルが欲しかった。

ここでメモが止まってる。
その後は《結晶化/Crystallization》《鉤爪の強兵/Talon Trooper》《エーテル宣誓会の盾魔道士/Ethersworn Shieldmage》《エスパーの嵐刃/Esper Stormblade》《ガラス塵の大男/Glassdust Hulk》《現実の否定/Deny Reality》《エスパーの滞留者/Esper Sojourner》《意思切る者/Architects of Will》とピック。どっかで2枚目の《鉤爪の強兵/Talon Trooper》取ったけどどこか覚えてない。
2枚目の《献身的な嘆願/Ardent Plea》は《エーテル宣誓会の盾魔道士/Ethersworn Shieldmage》と一緒に流れてきたハズ。2手目はどっちが良かったんだろう?


そんな感じで完成したデッキがこちら。


《宮廷のホムンクルス/Court Homunculus》
《エスパーの嵐刃/Esper Stormblade》
《器用な決闘者/Deft Duelist》2
《ヴィダルケンの異国者/Vedalken Outlander》
《闇光りのガーゴイル/Darklit Gargoyle》
《エーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptor》
《エスパーゾア/Esperzoa》
《エスパーの滞留者/Esper Sojourners》
《鉤爪の強兵/Talon Trooper》2
《エーテル宣誓会の盾魔道士/Ethersworn Shieldmage》
《エスパーの鵜/Esper Cormorants》2
《フェアリーの機械論者/Faerie Mechanist》2
《意思切る者/Architects of Will》
《ガラス塵の大男/Glassdust Hulk》

《送還/Unsummon》2
《結晶化/Crystallization》
《忘却の輪/Oblivion Ring》
《惨めな食事/Wretched Banquet》
《現実の否定/Deny Reality》
《献身的な嘆願/Ardent Plea》

《平地/Plains》5
《島/Island》6
《沼/Swamp》3
《エスパーの全景/Esper Panorama》
《海辺の城塞/Seaside Citadel》


やっぱりリボーンの2手目は《エスパーの嵐刃/Esper Stormblade》が正解だったかなぁ。
《献身的な嘆願/Ardent Plea》強いけど、他に賛美ないこのデッキだと《エーテル宣誓会の盾魔道士/Ethersworn Shieldmage》のが強いよな。たとえ後で流れてきてもどっちみち《エーテル宣誓会の盾魔道士/Ethersworn Shieldmage》取ってただろうしなぁ。
2マリガン後、初動《献身的な嘆願/Ardent Plea》で《送還/Unsummon》めくれるとかいう寒いゲームもあったしねww

まぁでもさすがにエスパー独り占めなだけあって危なげなく優勝しときました。
相手の初動《威圧の王笏/Scepter of Dominance》でこっちの場に《器用な決闘者/Deft Duelist》2体とかマジレイプでしたw

デッキ41枚にしてまで《送還/Unsummon》の2枚目入れる必要なかったかな。まぁ《送還/Unsummon》超強かったですけど。この手のデッキだと結構点数上げていいね。
むしろこっちがサイズ小さいから《惨めな食事/Wretched Banquet》いらなかった疑惑。一度も引かなかったからわからん。もしそもそも《惨めな食事/Wretched Banquet》ピックしてなかったら《闇光りのガーゴイル/Darklit Gargoyle》2枚で2マナ圏最強になってたか。

とりあえず優勝できてよかったです。
明日も無事にMOできますw
最近、MOでドラフトばっかりしてます。如月です、こんにちは。

ドラフトやってるのはいいんですが、ここ10戦の成績が10回くらい1没、6回くらい2没、3没2回と見事な散在っぷりです。まぁ《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》2枚とか、《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》とか引いてるからいいっちゃいいんですけど。

何でこんなに負けてるかというと、単純にPCが限界に達してる模様です。
1ゲームもまともに終わらせることがほとんどない。
3没した1回は友達のパソコンでやったときです。

ゲームの真っ最中にフリーズし、成す術なく時間切れするのです。
大抵の場合、時間切れで負けるまでメニューも開けないのでログインしなおすこともできない。
パソコンを強制終了すればいいじゃないと思うかもしれませんがところがどっこい、再起動してMOに再びログインするまでの丁度約10分を要するという鬼畜っぷり。
なのでフリーズやラグが出始めたらもう運を天に任せるしかないわけですね。

こないだPCかなり整理したはずなんですけどねぇ。。。もう歳なのかな?

ただ、4-3-2-2で、ピック中にフリーズして、断片の初手以外全部とコンフラの最初7手目くらいを失った状態で作った5色で3没だったときはちょっと感動したけどね。

ドラフトはやっぱ金かかるんで構築やりたいです。でもカードがない。
とりあえず、境界石白ウィニー(大阪の選手権予選で勝ってたやつ。またの名をAKKAスペシャル)が使いたいんですが、レアが全く足りませんね。《運命の大立者/Figure of Destiny》と《栄光の頌歌/Glorious Anthem》かぁ、高いのは。
まぁ、ボチボチとやりますか。

パソコン詳しくないんで容量の拡張だとかなんだとか、冷却フィンの掃除とか(最近昔に比べて音が激しくて温まりやすい)やりたいんだけど、全く何をどうしていいやらわからん。
ネットで調べて。。。とも思ったけど自信ないのに下手に触るのも怖いしなぁ。。。

翻訳のほうですが、ちょこっとづつ進めてます。まだ諦めてませんよ、念のため。
全部翻訳しきってから1度に挙げてしまおうかな、と。

そんな感じで、近況報告でした。


とりあえず、昨日、初日分の翻訳は全部終わらせたのですが、筆者がPTホノルルに旅立つので続きは1週間後以降になりそうです。

楽しみにしてくれていた方々(いるのか?)、大変申し訳ありません。
1週間後はもうとっくに需要なんてないとは思うんですがどうなんでしょうね・・・?

ま、でも今回はやり切る!と決めて書き始めたので帰ってきたらキチッとやります。
筆者が、直前予選でホノルルの権利取れるように祈っておいてください。

それでは、行って来ます!!
Feature Match : Round 9
Gabriel Nassif (7-1) vs. Luis Scott-Vargus (7-1)
& Tomoharu Saito (6-2) vs. AJ Sacher (6-2)

by Rich Hagon



およそ100人以上はいるであろうかと思われる観客の波が、本日の大一番を一目見ようと押し寄せている。両者ともここまで7-1という成績で2日目を確実なものとしており、ここでの勝利は過酷な日曜日のさらにその先にある勝利をぐっと引き寄せることとなる。

Nassifは2ターン目の《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》で先陣を切るが、LSVもそれには第2ターンの《苦花/Bitterblossom》で応える。2枚目の《ヒル》を経過して、《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》を追加、続唱からは《途方もない力/Colossal Might》がめくれ、これをLSVが通せば致命的なダメージを叩き出す・・・・ハズだった。《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》がそれを阻む。それでも、2体の《ヒル》を4/4にサイズアップしながら責め続けるNassif、次のアップキープにはLSVのライフはわずか6となってしまう。続くターンでNassifは《ヒル》を育てることをせず、戦線に《レンの地の克服者/Wren’s Run Vanquisher》を追加するもののそこにはすぐさま《恐怖/Terror》が。アップキープ、LSVのライフは3に、防戦一方。次のアップキープライフは2に、さらに必至の防衛戦。アップキープ、ライフ1の状態で《誘惑蒔き/Sower of Temptation》がNassifの《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》を奪い取るものの、すぐさま《名も無き転置/Nameless Inversion》によって《誘惑蒔き》が打ち落とされ、《巨像》は主の下へと帰る。もはやLSVにとっては《霧縛りの徒党/Mistbind Clique》すら間に合わず、Nassifが引導を渡す。

Nassif 1 - Scott-Vargus 0


もう一方のフィーチャーテーブルでは、齋藤友晴がAJ Sacherを開幕から圧倒していた。場には2体の《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》、クリーチャー化した《変わり谷/Mutavault》さらに齋藤は《名も無き転置/Nameless Inversion》を自身の《ヒル》にプレイすることで、それを7/1の殺戮マシーンへと変える。Sacherは一度に13点のダメージを受け、残りライフは1に、ジェイスが奇跡を自分にもたらしてはくれないことがわかると、勝ち星を1つ齋藤に譲った。

Saitou 1 - Sacher 0


Louisは初手を見るなり即座にマリガンを選択し、6枚の手札で第2ゲームに臨むことになるが、Nassifはダブルマリガン、5枚の手札でスタートとなった。再度、LSVは2ターン目の《苦花》から、ビートダウンの体制をとる。Nassifの《ジャンドの魔除け/Jund Charm》が場を一掃する一方で、LSVが《恐怖/Terror》で《克服者》を討ち取ってゆく。三度場が平らになり、その場をNassifが続唱《エルフ》で埋めようとる。続唱からは対象のない《マグマのしぶき/Magma Spray》がめくれ、《エルフ》自身は《砕けた野望/Broken Ambitions》で阻まれてしまう。同じように2枚目の《エルフ》が現れるがそこには《瞬間凍結/Flashfreeze》、しかしながらようやく続唱にて《転置》がめくれ、LSVのフェアリーを仕留め・・・るはずだったのだが、それすらも《ウーナの末裔/Scion of Oona》がインスタントスピードで立ちはだかる。続くアップキープの《霧縛りの徒党/Mistbind Clique》はあまりに十分すぎ、勝敗は3ゲーム目に委ねられた。

Nassif 1- Scott-Vargus 1


反対側では、Sacherがひどく追い詰められているように見える。12点のライフを持ちながら、《谷》・《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》・《雲打ち/Cloudthresher》・《護民官の道探し/Civic Wayfinder》にたった1体の《谷》で相対しているという状況だ。ここから、”確立変動”とでも言うべきやり取りが始まる。始めにSacherは《苦悶のねじれ/Agony Warp》を2体の《谷》向けて放つ。1体を瞬殺し、もう1体を無力化してみせ、さらに残った2マナからは《雲打ち》めがけての《恐怖/Terror》、しかし齋藤にもまだ手は残されており、《転置》をSacherの1人ぼっちの《谷》へ撃ちこむ。全ての宣言と解決が終了したところで、ゲームを決めるかに思われた攻撃はわずか3点のダメージを与えるにとどまった。
それでも、齋藤はプレッシャーをかけ続ける。脅威に次ぐ脅威、そしてやはり再びジェイスがもたらすドローはSacherを救うには遅すぎる。昨年のプレイヤー・オブ・ジ・イヤー、齋藤友晴が2日目へと駒を進めた。

Tomoharu Saito 2 - AJ Sacher 0


ここまでに、LSVとNassifの第3ゲームはほどよく進んでおり、見たところ《ヒル》と《克服者》をコントロールするNassifが優勢のようだ。それでもゲームの前半では、Nassifは自身の続唱《エルフ》がひたすらに阻まれヤキモキしていた。1枚目は《瞬間凍結/Flashfreeze》によって、2枚目は《謎めいた命令》によって阻まれた挙句に《克服者》をタップされている。続いてNassifからは《思考囲い》、LSVの手札に残されたのは《くぐつ師の徒党/Puppeteer Clique》と2枚の土地のみとなり、見たところNassifの勝利はすぐそこのように見えるが。
しかしながら、マジックというゲームはライブラリーのトップに眠るほんの1枚のカードが全てをひっくり返してしまう、というのは少なくない話だ。

そして今回、その好機はLSVに訪れた。

正に崖っぷちのこの状況、Nassifのターンに《くぐつ師の徒党》が1度死に、LSVはNassifの墓地から続唱《エルフ》を”借りて”くる。

アンタップ、アップキープ、ドロー・・・場には6枚の土地、ここでゲームはひっくり返る。
LSVはそのカードをキャストし、”装備”する・・・そう、《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》を!!

そしてアタック!!

突如としてライフトータルは10-3でLSVのリードという形になる。Nassifの顔が絶望と敗北の表情で満ちる。続くターンにLSVは《戦槌》を《くぐつ師の徒党》へと装備させ、抗いようのない空からのダメージを―最後のダメージを与えた。Nassifもまだ2日目をプレイするものの、LSVは8-1という好位置において明日の日曜日に挑むこととなる。

Luis Scott-Vargus 2 - Gabriel Nassif 1












---------- キリトリ -----------
や、やっと初日分が終わった。。。遅くてスイマセン。
Feature Match Round 8 - Manuel Bucher (5Color Bloodbraid) vs. Paulo Vitor Damo da Rosa
by Brian David-Marshall


Manuel Bucherは、2007-2008シーズンにおける、スイス代表メンバーとしての団体戦優勝、さらに4度にも渡るグランプリTOP8という大ブレイク以来、大人気マジックライターの一人だ。彼は今回Patrick Chapinからの熱いラブコールを受けて5色エルフ続唱デッキをしようしており、《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》や《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》といった強力なアグロ・カード達を《謎めいた命令/Cryptic Command》の力でバックアップする、というものだ。彼はここまでの成績を6勝1敗とまとめており、”戦う大人気コラムニスト”としてのタイトルに箔をつけようとしている。一方のPaulo Vitor Damo da Rosaは、つい先週行われたグランプリ・バルセロナにて、自身がデザインしたスワンアサルトを駆りTOP8に入賞、マジック界に旋風を巻き起こしたばかりだ。バルセロナの優勝者であるJoel Calafellがその土地42枚のデッキを手放さなかった傍らで、Pauloの手元には白鳥の姿は見えない。ここへ来て彼は、彼の最も信頼のおけるデッキ、フェアリーの下へ戻ってきたのだ。



[Game 1]

Manuelが初動を《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》で飾る一方で、Pauloは《苦花/Bitterblossom》でそれに答える。2枚目の《ヒル》こそ《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》によって打ち消されるものの、1枚目の《ヒル》がどんどんライフ差を広げていく。Pauloの場が《火山の流弾/Volcanic Fallout》―フェアリーを帝王の座から引き摺り下ろした張本人とも言えるカード―がPauloの盤面を一掃すると、ライフトータルは14-11でBucherがリードしている。Pauloは少しでもManuelが本体への攻め手を緩めてくれることを期待しながら、《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》をプレイするが役には立たない。Manuelは4点のダメージを与えた後に《呪詛術士/Anathemancer》をPaulo目掛けて送り出す。ブラジル人のライフは《苦花》により1となり、《人里離れた谷間/Secluded Glen》をセットした上でManuelのターンに一縷の望みをかけて《霧縛りの徒党/Mistbind Clique》をプレイするも、《流弾》によってPauloは丸焼きと相成った。



[Game 2]

《ヒル》は《砕けた野望/Broken Ambitions》よって弾かれ、立て続けての《ボガートの突撃隊/Boggart Ram-Gang》は《瞬間凍結/Flashfreeze》によって阻まれる。Pauloはカウンターではないカード、《苦花》を見つけて設置してみせる。Manuelはしばらく傍観した後に場のクリーチャーを《流弾》で薙ぎ払う。さらに彼はアンタップしてから、《呪詛術士》でPauloに5点のダメージを与えようとするがそこには《謎めいた命令/Cryptic Command》が。しかし冷静にManuelは何事もなかったかのように即座に2枚目をプレイする。Pauloは少し肩をすくめ、アンタップすると《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》をプレイし即座に《スプライト》に装備する。Manuelは2枚目の《流弾》を手札に抱えており、再度場をキレイにしてみせるが、Pauloの次なる手は《剃刀毛のマスティコア/Razormane Masticore》、Manuelはこれを《謎めいた命令/Cryptic Command》によってバウンスしながらドローを進める。Pauloは《戦槌》を《変わり谷/Mutavault》装備させながら5点アタック。

Manuelは少しでも時間を稼ごうと《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》をプレイするが、それがカウンターさてしまうと、彼らは第3ゲームへと進んだ。



[Game 3]

Manuelは2ターン目に《ヒル》、今回はPauloの側にはそれ続けて《苦花》が登場する。このゲームではManuelのデッキの爆発力が存分発揮されることとなり、続く《突撃隊》が3ターン目にして7点のダメージを叩き出す。これはPauloにとっては実に手痛い形でのManuelのデッキの力のお披露目となり、ペインランドからの1点のダメージとさらに《苦花》からもう1点、Pauloのライフは既に11点となっていた。フェアリートークンで《ヒル》をチャンプブロックしなければならなかったPauloのライフはそのターンの攻撃で8となる。Manuelはさらに《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》を突きつけるが、そこはPauloが《谷》をクリーチャー化してからの《スプライト》で対処する。続くManuelのアップキープにPauloは《霧縛りの徒党/Mistbind Clique》をプレイ、アタックしてきた《突撃隊》を退けることに成功し、残る脅威は《ヒル》のみとなった。

Pauloはここで沈んではなるまいと、《死の印/Deathmark》で《ヒル》を退け、続く《嫌がらせ屋》も《砕けた野望》で捌く。しかしながら、残酷なことに2枚目の《呪詛術士》によってPauloのライフを2となり、Manuelの手札には更なる《流弾》が握られ、墓地にはもう1枚の《呪詛術士》が眠っている。しかしここまでに鮮烈土地のカウンターを使い果たしたManuelにはそれらのカードを使うだけの赤マナが不足していた。そうしてついに、PauloはManuelの猛攻の前に屈する事となる―《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》が《川の殺し屋、シグ/Sygg, River Cutthroat》を呼び、《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》が《霧縛りの徒党/Mistbind Clique》を葬り去ると、Pauloには彼の2点のライフが自身のエンチャントによって尽きる前にBucherを倒す手段は残されていなかった。


Final Result : Manuel Bucher wins 2 - 1


試合終了後、Manuelは少しばかり彼のデッキについて語ってくれた。彼が言うにこのデッキは、Patrick Chapinの努力の結晶に、ある別のプレイヤーが元々は入っていなかった2枚のカードをスパイスとして足すことによって完成したそうだ。そんな会話を交わしながら、彼はサイドボードに少なくとも今回の後半2ゲームの間は眠り続けていと思われる《謎めいた命令/Cryptic Command》を見せてくれた。

『僕はこのカード、毎ラウンド必ずサイドアウトしてんだよね。』とBucherは笑いながら言う。『僕が足したわけじゃないからね。』






---------- キリトリ -----------

昨日嵐が来たせいでインターネットの調子が悪くなって繋がらなくなったのですごくビハインド。頑張ってハワイ行く前には終わらせます。
Feature Match Round 7 - Sean McKeown vs. Joel Calafell
by Rich Hagon


毎回イベントカバレッジを熱心に読んでくれてる読者ならば、Joel Clafellが今日、一体何のデッキを使用しているのか、彼の続けざまのグランプリでエリートクラブに参加せんしているところを見てくれればわかるだろう。"壊れてないなら、直す必要はない"を信条に昨年のプロツアー・クアラルンプールにて輝かしい初のTOP8入賞を果たした、彼のスペイン人は、スワンアサルトデッキを使用している。対するテーブルの反対側に座っているのはstarcitygames.comで長年コラムを書き続けているSean McKeownだ。両者共にここまでを全勝で駆け抜けてきており(Calafellは3bye、McKeownはわずか1byeだ。)、ここでの勝者には2日目が約束されることになるだろう。



[Game 1]

6枚へのマリガンを経ながら、変わり映えしない手札をキープするCalafellに対して、McKeownは《運命の大立者/Figure of Destiny》を公開しながらの《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart》という力強いスタートを切る。《大立者》が続くターンに戦線に加わり、すぐさま2/2に成長する。《皺だらけの主/Wizened Cenn》がチームを強化し、Clalfellのライフは早くもわずか8となってしまう。ここでCalafellが動き出し、《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》を送り出し、当然続唱からは《突撃の地鳴り/Seismic Assault》がめくれ、即座に《主》を撃ち落とす。McKeownはさらに2点のダメージを与えてCalafellのライフを6とする、そして・・・

《ブリン・アーゴルの白鳥/Swans of Bryn Argoll》。もし、次の5分間別の場所で何か建設的なことをやりたければどうぞご自由に。僕はそうさせてもらうよ。

・・・

・・・

Calafell 1 - McKeown 0


そこの好奇心旺盛な君のために言っておくと、Calafellは《地鳴り》の効果で彼の山のような数の土地を《白鳥》に向かって指し示し続けて、2枚づつカードを引いていった。その内1枚が土地で、彼はさらに繰り返す。繰り返す、繰り返す、繰り返す・・・。でもってたまには・・・というかほとんどの場合、2枚の土地がライブラリのトップから降ってきて1枚の余りができる、そうして時が来ればMcKeown目掛けて撃つ準備が出来る。9枚の土地が手札に溜まり、18点のライフは1瞬で0になった。どうかな?やっぱりプレイを1つずつ丁寧に解説したほうがいいだろう?

ははは・・・。



[Game 2]

7枚の手札をキープしながらMcKeownは、第2ゲームを《大立者》でスタートさせる、1点のダメージを与え、さらに《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》が戦線に加わる。Calafellがゆったりと《背骨岩の小山/Spinerock Knoll》の秘匿能力を解決する内に、McKeownはさらに3点のダメージを与え、ここでサイドボードカードである《沈黙のオーラ/Aura of Silence》が登場、《地鳴り》の登場を遅らせ、それを止めてしまおうとする。《風立ての高地/Windbrisk Heights》来る後のターンのために何かを用意し、追加の《騎士》が加わる、つまり"後"ってのは早ければ次のターンだ。Calafellはタップアウトをしながら《白鳥》を場に送り出す。コンボのキーカードでありながら、そのパワー・タフネスも優れている・・・のだが、《流刑への道/Path to Exile》の前にお払い箱となってしまう。McKeownはさらに6点のダメージを与えて、Calafellには同じ6点のライフしか残されていない。ダメ押しとばかりに《地鳴り》指定の《真髄の針/Pithing Needle》をMcKeownはプレイ。

続いてCalafellは《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》をプレイ、《地鳴り》をプレイするために追加の2マナを払うかどうか、少し考えた後でそれを払うのだが、それはあまり現実的とは言い難く、McKeownが2枚目の《PtE》を公開して《エルフ》を葬り、彼のキスキンの群れが勝利の行進を行うための道をこじ開けた。

Calafell 1 - McKeown 1



[Game 3]

1つのマッチの中で1度だけ、Calafellは先攻を選ぶことができる、というアドバンテージを得ることができる。このアドバンテージは1つマリガンを取ることで若干薄れてしまい、彼は《反射池/Reflecting Pool》でゲームの口火を切る。McKeownは2ターンに《重鎮》でアタック、《高地》をセットしながら《大立者》を戦線に加える。

3ターン目はCalafellにとって大きなもので、ナチュラルドローから《突撃の地鳴り/Seismic Assault》をセットする。『こりゃあ、あんまり楽しくないなぁ』 と控えめな愚痴をこぼすMcKeown。しかしながら彼は、《幽体の行列/Spectral Procession》によってプレッシャーを与え続ける。Calafellはタップ状態で《樹上の村/Treetop Village》を追加するのみでターンを返す。

《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》がMcKeownの場に現れるに際し、Calafellは思考に沈む―彼の眼前に広がる化け物共を掃除するか否か―。彼は《世話人》が解決する前に《大立者》を撃ち落して見せるものの、3体の《行列》トークンと《重鎮》からきつい一撃をお見舞いされることとなる。タップアウトをしながら、Calafellは《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》をプレイ、そして続唱からは2枚目の《地鳴り》がめくれる。McKeownにターンが返り、彼は《PtE》でエルフを葬り、Calafellは《山》を場に出す。さらにCalafellは《重鎮》を墓地に送るも、McKeownの場にはなお《高地》を起動するに十分なクリーチャーがおり、そこから《妄信的迫害/Zealous Persecution》をプレイ、Calafellのライフをわずか2点とする。《捕らえられた陽光/Captured Sunlight》でライフを6点に押しもどすCalafell、3枚目の《地鳴り》を着地させる。

McKeownは《谷》をクリーチャー化してアタック、Calafellにその土地を撃ち落すことを強要する、それはMcKeownにとっては《世話人》を起動する合図であり、Calafellのライフを1点とする。彼に一体何が出来るのだろうか?

《原初の命令/Primal Command》の命令が7点のライフを与え、クリーチャーをもたらし、Calafellの手札にはわずか2枚のカードが残される。《谷》と3体のトークンが攻撃してCalafellのライフは3に、プレッシャーを緩めまいとMcKeownはさらに追加で3体の《行列》トークンを展開する。

さぁ、これが本当にCalafellにとっての最後のチャンスだ。《陽光》が続唱で《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》を呼び込み、《行列》トークンの1体を対象とする。それは6体の化け物を見事葬り去ることに成功する。いや、そうなっていたはずだった、と言ったほうが正しいか。不運なことに、McKeownの手札には《流刑への道》が握られており、レスポンスで対象となったトークンを消し去ったせいで対象を失った《脈動》はフィズらされてしまう。ここへ来て遂にCalafellは万策尽き果て、McKeownの勇猛な軍隊が、ただ、その任務を遂行した。
この先にさらに2つのラウンドを残しながら、McKeownが2日目への切符を獲得したのだ。



Sean McKeown 2 - Joel Calafell 1
Feature Match Round 6 - Sam Black vs. Gabriel Nassif
by Brian David-Marshall


Sam Blackは、アメリカ代表チームの一員としてチーム戦での優勝を収めるという2008年の大ブレイク以来、彼が参加できるイベントには必ず参加し、世界を駆け回ることに忙しい。現在は彼は、バルセロナとシンガポールの2つのグランプリでのトップ8と、京都でのトップ32という成績の下に、プレイヤー・オブ・ジ・イヤーレースにおいて5位という好位置につけている。それは、彼のテーブルの反対側に座る大抵のプレイヤーを震え上がらせるには十分すぎるほど、実に印象的な功績だと言える。もちろん、今彼の反対側に座っているはその"大抵のプレイヤー"などではない、Gabriel Nassifは・・・えっと・・・Gabriel Nassifだ。彼は9度に渡るプロツアーTOP8、2度のプロツアー戴冠、プレイヤー・オブ・ジ・イヤーの受賞者でもありながら、かのマジック史上でも他に例を見ない歴史的トップデッキ、プロツアー京都での準々決勝において”トップデッキ予告”というパフォーマンスを見せ付けた張本人でもある。彼はジョン、カイ、に続くゲイブとして、マジック殿堂入りがすぐ目の前に見えている―翌年、彼のプロツアーキャリア10年目となる年に。



[Game 1]

『それは4枚の顔かい?』と尋ねるSam Black。Gabriel Nassifは彼の5枚のノーランドのハンドをキープしていいものかと悩んでいた。

『僕は前にトリプルマリガンから勝ったことがあるよ。』 と溜息をつきながら自身の手札をデッキに戻し、最終的に4枚のノーランドハンドをキープすることとしたNassif。
Sam Blackは、Gabのデッキが《樹上の村/Treetop Village》を供給する前に《苦花/Bitterblossom》を着地させる。Samは土地が2枚で止まってしまうが、それでもGabのプレイするカードを全て裁くのには十分な策を持っていた。《恐怖/Terror》が《レンの地の克服者/Wren’s Run Vanquisher》を葬り、ようやく土地を引き始めたGabからの2枚の《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》は《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》でカウンターする。Samはただただ彼の部族エンチャントの後ろの座り、特に何をするでもなくGabの息の根を止めた。



[Game 2]

Samが《思考囲い/Thoughtseize》をプレイすると、数枚の土地、《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》、《ボガートの突撃隊/Boggart Ram-Gang》、《カメレオンの巨像》が公開され、Samは2マナの《ヒル》を叩き落す。2ターン後にプレイされた《突撃隊》は《スプライト》によってカウンターされ、Samは《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》を送り出す。NassifはそのプレイズウォーカーがSamに1枚のカードを供給した後に《呪詛術士/Anathemancer》で撃ち落としてみせる。Nassifは《村》と《呪詛術士》で攻撃するが、《村》の前には《羽毛覆い/Plumeveil》が立ちはだかり、Nassifは《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》を場に追加する。

Samも負けじと《変わり谷/Mutavault》で2ターンのダメージをお返し。Nassifは相手の場に鎮座する壁への対抗策を見つけることができず、《カメレオンの巨像》をなんとか場に送り出さねばならなかった。十分すぎるアンタップ状態の土地と、手札を抱えながらも、小うるさい《鎮め屋》の前にそれを止めることが出来ない。《カメレオンの巨像》が4点のダメージを与え、《ヒル》がフランス陣営にさらに加わる。何一つカウンター出来ずにいたSamは、《謎めいた命令/Cryptic Command》で《巨像》を一旦バウンスしながらライブラリーを掘り進めてみる。

《くぐつ師の徒党/Puppeteer Clique》がNassifの墓地から《突撃隊》の屍を掘り起こし、Nassifの大軍勢を少しでも押しとどめようとする。Nassifはアンタップし、《巨像》と《ヒル》をレッドゾーンに送る。Samは《羽毛覆い》で《ヒル》のみをブロックすることを選択し、Nassifは2点のライフを払うことでその交換を受け入れる、さらにNassifはブロックされなかった《巨像》4マナを払ってパンプする。Samは返す刀で《徒党》で空から3点のダメージを刻むのみでNassifに再びターンを返す。

Nassifは全軍で攻撃する。Blackは手札に抱えていた《スプライト》で《巨像》をブロックしながら、《谷》で《鎮め屋》を討ち取る。Nassifは《克服者》をもう1枚の《克服者》公開しながらプレイし、SamはそこにX=0の《砕けた野望/Broken Ambitions》をただ激突のために撃ってみせる。 『払ったよ』とNassifは言いながら《克服者》を場に送り出すと、Samは次のターンにはカードを片付けた。



[Game 3]

満足のいかない表情で1枚、2枚単位でカードを入れ替えながらNassifはサイドボーディングを修繕する。両プレイヤーは、1ゲーム目と2ゲーム目の間に、サイボーディングで3分を超過してしまったためにすでにワーニングを受けてしまっている。Samは 『ここでタダで1勝もらえたらいいのになぁ。君がサイドボードを始めた時間、メモを取っておけばよかったよ』と冗談を言ってみせる。

1回のマリガンを経て6枚になった手札をSamはキープする。SamはNassifの2ターン目の終了時に《スプライト》をプレイし、続くターンに《思考囲い》を撃つ。Nassifの手札を一瞥して《巨像》を取り除く。その代わりにNassifの手札には《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf)》が残され、Nassifはそれをプレイ、続唱からは《ヒル》がめくれる。Samは《ヒル》をカウンターしながら3点のダメージを受け、さらに《くぐつ師の徒党》で《巨像》を奪い取る。

Nassifは赤緑の《エルフ》でアタックしながら《途方もない力/Colossal Might》でダメージを上乗せ、続いて《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》―彼が最後までサイドボードで悩んでいたカードだ―を場に送り出す。Samは《スプライト》のみで攻撃を返し、黒い《徒党》はブロックに回す構え。Nassifが《真髄の針/Pithing Needle》をプレイするとSamはレスポンスで《谷》をクリーチャー化、Nassifはその《谷》をしてこのターンは攻撃せずに終える。1ターン後のNassifからの《囲い》は《瞬間凍結/Flashfreeze》と《砕けた野望/Broken Ambitions》を公開し、Nassifは後者をSamの手札に残す。Nassifは一瞬思考を巡らせた後で、《村》をクリーチャー化し、勝利を掴み取った。

『あそこで僕が何も持ってないってことがバレてほしくなかったんだよね』 とSamは溜息をつく。

『最初は君が場で死んでることに気が付かなかったよ』とNassif。

両プレイヤーがマッチの後の片付けと結果処理を行っていると、《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》にNassifのサインを貰おうと待っていた1人のプレイヤーが飛び出してきた。

このテーブルの担当だったジャッジは両者がリザルト・エントリー・スリップを記入し終えるまで待つように言うと続けて、 『俺が最初にサインしてもらうんだよ』、と。


Final Result : Gabriel Nassif 2 - Sam Black 1
Feature Match Round 5 - Luis Scott-Vargus vs. Dan Lanthier
by Rich Hagon


2008年のカナダチャンピオンであるDan Lanthierは、先に控えたプロツアー・ホノルルに先駆けてこの地にやってきた。しかし、来週末の彼の対戦相手は誰一人としてLuis Scott-Vargus以上に強大にはなりえないだろう。
その正確無比なプレイスタイルと、その歴史的とも言える彼の一連の連勝劇に多大な賞賛を受け続けながら、彼は自身を過去最高プレイヤー60人―お気に召さなければ40人でもいいが―の内の一人として位置づけた。



[Game 1]

Lanthierの1度のマリガンを経て―もっとも彼はその6枚にもよほど不満の顔を見せているが―LSV側の《人里離れた谷間/Secluded Glen》でゲームはスタートする。『どうやらフェアリーみたいだね』 と言うLanthierの言葉は、続くターンのデッキの象徴とも言える《苦花/Bitterblossom》によって確実なものとなる。Lanthierの場に《川の殺し屋、シグ/Sygg, River Cutthroat》が登場することで彼のデッキは5色エルフ続唱と判明し、マッチアップは明らかとなる。

《ウーナの末裔/Scion of Oona》がアメリカ陣営に加わり、《思考囲い/Thoughtseize》がそれぞれ2枚づつの《ボガートの突撃隊/Boggart Ram-Gang》と《謎めいた命令/Cryptic Command》、そして《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》を公開し、LSVは2点のライフを犠牲にその《エルフ》を墓地へと送る。続く《突撃隊》は《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》によってカウンターされ、猛攻が続く。2ターン目の《苦花/Bitterblossom》が全てを決した。



[Game 2]

第2ゲームはLanthierにとってはるかに良いものだ、2ターン目の《朽ちゆくヒル/Putrid Leech)》は続くターンに自身のライフを食いながら4点のダメージを与える。《呪詛術士/Anathemancer》がそれに続き、LSVのライフを14点とする。《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》の続唱によって《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》がめくれるが、これはあまり良い結果ではない。インスタント・スピードの《羽毛覆い/Plumeveil》が《エルフ》を墓地送りにする。Lanthierからの《羽毛覆い》を対象とした《脈動》は《謎めいた命令》に阻まれる。ダメージをスタックに乗せた上でLSVは《変わり谷/Mutavault》(《呪詛術士》とまさに相打ちになろうとしている)を覇権しながら《霧縛りの徒党/Mistbind Clique》をプレイする。

ここで序盤からカナダ人が握っていたゲームの主導権は突如としてアメリカ人のものとなる。再びの《徒党》の攻撃により、Lanthierのライフを6とする。そのターンの終了時にLanthierは《謎めいた命令》で《徒党》をバウンスしながら1ドローを行う。彼は続いて《突撃隊》を送り出すが《瞬間凍結/Flashfreeze》によってカウンターされてしまう。LSVの場はまっさらだが《フェアリーの集会場/Faerie Conclave》と《谷》がその出番を待っている。Lanthierのアップキープに《徒党》が登場し、LSVが彼の《谷》を覇権しようとしたところに、Lanthierの手札に残された1枚のカード、カウンター不可である《火山の流弾/Volcanic Fallout》がプレイされる。LSVはゆっくりと彼の《谷》が墓地へ送られるのを見送った後で、《集会場》をクリーチャー化した上で《徒党》の覇権を成功させる。そこからはLanthierには成す術は何も残されておらず―丁度昨年のほとんどの競技マジックのために世界中を回った時のように―Luis Scott-Vargusが、まるで微塵のプレッシャーも感じていないかのように、悠々と勝利の一撃をお見舞いして見せた。



Luis Scott-Vargus 2 - Dan Lanthier 0
Feature Match Round 4 - Raphael Levy vs. Mark Herberholz
by Brian David-Marshall



『俺、今日は一日Nassifの草履を温めてなきゃいけないよ』 (※1)と言うのはHerberholz、夕べ徹夜で飲み明かしたせいで今日プレイするデッキを持っていなかったのだ。彼はNassifの予備デッキが、この週末で彼の目標を達成するのに十分だと考えた。それはNassifがプロツアーを制するのに十分な力を持ち、京都を制したデッキにこれほどなく似通っていた―Herberholzはこのデッキがまだ幾分かの勝利をもたらす可能性があると信じたのだ。

一方のRaphael Levy、彼のほんのわずかな時間の成功に満ちたZooへの浮気に至るまでは、彼は常に鳥かエルフからの2ターン目の強力な3マナ圏の着地を可能とするデッキを使い続けていた。そして、今大会における彼のデッキ選択であるドランは再びその型に回帰する形となっている。



[Game 1]

Raphael Levyは、Markが《鮮烈な岩山/Vivid Crag》をただ場に出すのみにとどまる間に、《貴族の教主/Noble Hierarch》でこの試合の幕を開け、続くターンには《結び蔦の聖騎士/Knotvine Paladin》を送り出す。さらに続くターンには、Levyは追加の《結び蔦の聖騎士/Knotvine Paladin》と《ツリーフォークの先触れ/Treefolk Harbinger》を繰り出し、その能力によって《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower》を更なる脅威として用意し、Markに《聖騎士》で8点のダメージを与える。Markは自身のアンタップを迎えると注意深く3枚目の土地をセットしながら《聖騎士》の能力を確認する。 『こいつの能力ってスタックに乗るんだよな?』と質問するMarkの目は自分の手札にある《火山の流弾/Volcanic Fallout》を見つめていた。Raphは《ドラン》をプレイすると、2体の《聖騎士》と《先触れ》で攻め立てる。Markは《流弾》によって1度に4体のクリーチャーを一掃することに成功するが、場に残された《ドラン》と《先触れ》はわずかに残されたMarkのライフを食い尽くすには十分だった。



[Game 2]

この第2ゲーム、Raphは2枚目の土地を見つけることが出来なかったが、3ターン目には彼のデッキにある4枚全ての《教主》を全て場に送り出した。Markは対象のない《砕けた野望/Broken Ambitions》を手札に抱えたままじっと座っている。《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》が解決され、Raphは《教主》で4点の攻撃を行う。Markは続くRaphのアップキープに《流弾》を撃ち込むがRaphは冷静に自らの《教主》に《流刑への道/Path to Exile》を撃ち、切望していた3枚目の土地を獲得する―彼は前のターンに《つぶやき林/Murmuring Bosk》を手に入れていたのだ。Markが《熟考漂い》でタップアウトしている隙に《先触れ》を解決し、《ドラン》を探す、続くRaphのターンにその《熟考漂い》は《先触れ》の前に立ちはだかる。《神聖なる埋葬/Hallowed Burial》によって一旦場がキレイになるも、Raphは続けて《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege》を送り出す。だが、それはさらに《羽毛覆い/Plumeveil》に阻まれる。
《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon》がMarkの場に降り立つ。Raphは《ドラゴン》の本体を《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》で葬る。Markはさらに追加の《ドラゴン》を場に出し、Raphも2枚目の《脈動》それに答えるが、まだその《ドラゴン》の置き土産に対応しなければならない。Markが《ドラン》に対して撃った《砕けた野望》の激突から、《謎めいた命令/Cryptic Command》がめくれるとRaphはそれ以上の抵抗を辞め、3ゲーム目と進むこととなった。



[Game 3]
1回のマリガンを経てLevyは《教主》から2ターン目に《嫌がらせ屋》と力強いスタートを切る。X=1の《砕けた野望》が飛んでくる可能性を考えてRaphは《結び蔦の神秘家/Knotvine Mystic》(※2)を1ターン遅れで、それをカバーするマナを用意した上で場に送り出す。Markは再度《流弾》を放つが、先のゲーム同様、Raphも《流刑》によって後続のための更なるマナを用意する。Raphが自身の《樹上の村/Treetop Village》を起動して攻勢に移ろうとするが、Markは《謎めいた命令》でそれをタップし、1ドローをする。Markは通常コストで《熟考漂い》をプレイするが、Raphが《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege》をキャストするに至って《嫌がらせ屋》と交換とはいかない。続くターンでMarkは自身の《脈動》でその《嫌がらせ屋》を処理してみせる。Raphがホノルル・チャンピオンに《思考囲い/Thoughtseize》をお見舞いするとその手札からは《砕けた野望》・《謎めいた命令》・《エスパーの魔除け/Esper Charm》と2枚の土地が公開される。Raphは《命令》ではなく《魔除け》を落とすことを選び、《聖騎士》をプレイ、MarkはRaphが追加コストを払うのに十分のマナを有していることを知りながらも激突を行うために《砕けた野望》をそれに打ち込む。RaphはそれによってMarkのライブラリーから《流弾》が公開されると、目に見えて落胆してしまう。

それでも、Raphの《村》が果敢に攻撃を繰り返し、Markのライフは気が付けば2まで落ち込んでいた、しかし《熟考漂い》の助けを得ながらMarkは《原初の命令/Primal Command》をキャストすることに成功。7点のライフを獲得して自身のライフを9とし、さらに《ドラゴン》を探し出す。彼はさらに《熟考漂い》で空から2点のダメージをも追加する。MarkはRaphの《ドラン》には《霊魂放逐/Remove Soul》という回答を用意しており、彼のライフは《村》の攻撃によって6となるが、《ドラゴン》が後に控えているにあたって、Raphは彼の手を伸ばした。



Final Result: Mark Herberholz wins 2 - 1











1-まぁ、要するにデッキを丸ごと貸してもらったHerberholzはNassifに今週末頭が上がらないってことで、直訳すると『椅子を揺らしてやらないといけない』とかになるんですが、折角なので日本的表現で訳してみました。秀吉のエピソードですね。

2-たぶん《結び蔦の聖騎士/Knotvine Paladin》の誤植だと思うんですが、レシピが不明なので一応そのままにしておきます。


つーか、Herberholz徹夜飲み明けかよ、スゲーなww
Feature Match Round 3 ―
Anthony Ferraro vs. Brian Kibler & David Colby vs. Jeff Cunningham

by Rich Hagon


今をときめくプロプレイヤーたちが3バイを消化してゆく間に、マジックの歴史書に輝かしい名を残す数名のビッグネームたちがすでに熱い戦いを繰り広げている。
その2名とは、時を遡ること1997年のグランプリ・トロントの王者Brian Kibler、そしてカナダ人のJeff Cunningham、2002年フィラデルフィアでの勝者だ。
Kiblerは同じアメリカ人のAnthony Ferraroとの初戦において、彼の猛攻の後にわずか3ターンで敗北してしまった。《ぼろ布食いの偏執狂/Tattermunge Maniac》、2体目の《偏執狂》と《モグの狂信者/Mogg Fanatic》、《ボガートの突撃隊/Boggart Ram-Gang》・・・その間2枚の《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost》を見せることしかなかったKiblerは早々に事切れてしまった。
一方のCunninghamも、彼の駆るスワン・アサルトデッキがDavid Colbyの設置した―間違いなくこの週末、ありとあらゆる場所で見られるであろうカード―《真髄の針/Pithing Needle》(《突撃の地鳴り/Seismic Assault》指定)に対する回答を見つけられないまま1ゲーム目を落としていた。

とはいえ流石はビッグネームの両名、すぐさまに勝ち星を取り戻す。
Kiblerは《風生まれの詩神/Windborn Muse》を従えて―いいよ、思う存分確認しなよ。―さらに完璧なタイミングの《神の怒り/Wrath of God》によってゲームの主導権を握りながら、満を持して《目覚ましヒバリ/Reveillark》を想起。勝利をもたらすこととなる《熟考漂い/Mulldrifter》を場に送り出すのだった。
Cunninghamもまた、アラーラ再誕のスターカードの1枚である《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》を駆使して、注意深く《真髄の針/Pithing Needle》と《ルーンの光輪/Runed Halo》がはびこる地雷原を潜り抜け、場を均衡させようと現れた《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》をも打ち落としながら勝利を掴むこととなる。

だが運命は時に残酷である。(※1)

両古豪(Kiblerは僕の記憶が正しければ28才になるから文句言ってくるかもしれないけどね!)は初戦を勝利で飾ることには相成らなかった。
Junkhackblade.deckにはこれっぽちの情けのかけらすらなく、名前に恥じぬカードパワーを持つ《途方もない力/Colossal Might》がFerraroに勝利をもたらし、その間にColbyは今一度、Cunninghamのデッキが与えるダメージ―すなわち、わずかのスペルのために犠牲にした数字、平均60点だ(※2)―の射程外まで自らのライフを持っていくことに成功していた。

彼らの対戦の後に、何故更なる勝負のために、何度もこの場に戻ってくるのかを聞いてみた。
Kiblerはこう言う―『マジックってのは、知力に対する挑戦だけじゃなくて、創造力に対する挑戦でもあると思ってるんだ、っていうのも、1つのフォーマットに対して革新的な視点から取り組むこと出来たとき、そこには確実に相応の評価と報酬が待ってるからね。マジックオンラインにおける膨大なまでの情報量はほんとに贅沢さ、90年代後半からは考えられない。君自身がプレイテストをしていなかったり、特定のプロプレイヤー・チームに繋がりがなけりゃ大抵環境は未開のままだった。今、鍵になっているのはその情報を使ってフォーマットの"隙間"を見つけること。でもその隙間ってのは、"すでに出た結果"ではなくて"この先これから出ると予想される結果"でなくてはいけないんだよ。』

バルセロナでのかすれたペンのインクのような思わしくない結果から、Cunninghamはテストプレイを続けた。
『僕はこのイベントのためにたくさんのテストプレイをした。そこから感じたのは、ほとんどのデッキが5色コントロールに対して問題を抱えてるってことだ。』
両プレイヤーは共にメタゲームが毎週変わっていっていることに納得していた。国別選手権予選においては白黒トークンが環境を支配し、ターボフォグやスワンアサルトといったデッキ達にチャンスが巡ってきた。Cunninghamは、この結果を受けたスワンメタの嵐が心配ではなかったのだろうか?
『特に心配はしなかったよ。このデッキはありとあらゆる角度から対戦相手を脅かす、それにカードを探すことがそのまま勝ちに直結している、勝利のために相手を遅らせたりそのための準備を整えるよりも単純で強力だし、それらは大概すごく難しい。それにこのデッキは、プレイイングを見ても、果たして何をやろうとしているのかってのが見えにくいのも利点なんだ。だから、たとえ君の対戦相手が正しい対策カードを正しいタイミングで使えたとしても、君にはまだ十分勝つチャンスがある。』

Kiblerについて、彼のデッキは彼がデッキにつけた名前"Pikulark"が示すように、多くのスターカードが盛り込まれている。Chris Pikulaはオリジナルバージョンであるプレーンシフトの《翻弄する魔道士/Meddling Mage》にフィーチャーされ、今回アラーラの再誕において採録された。そして彼はこの青白2マナのクリーチャーが《神の怒り/Wrath of God》や《熟考漂い/Mulldrifter》、そして強力な《目覚ましヒバリ/Reveillark》を擁するこのデッキに合うと考えた。そしてさらにKiblerはこう付け足した、『それから偶然の巡り会わせか、《風生まれの詩神/Windborn Muse》もパワーが2だったのさ!』

Cunninghamは彼の"The Magic Academy"―ここ、magicthegathering.comにおいて連載され、新規プレイヤー達に今までにほぼ例を見ないやり方でこのゲームの基礎を伝授している。―における象徴的な活動で広くその名を知られている。さて、一体何が彼を、この最高峰のマジックプレイヤーが集う場へと引き戻し続けるのだろうか?
『熱を上げてるんだよ』 と、彼は認めた。

では、Kiblerは?何がKiblerを"まだ足りない"と、この場に引き戻し続けるのだろうか?
『僕はBen Rubinと一緒にプロツアー・ホノルルのために調整してたんだよ・・・あれは確か2001年だかその辺だったかな?彼はある1ゲームの途中で手を止めて僕にこう言ったんだ。"・・・なぁ、お前さ、同じマジックのフォーマットを丸1年練習できたのに、何一つ答えが見つかってないよな"・・・これが、僕の質問に対する答えさ。』








(1)―Unfortunatelyを完全意訳。カバレッジ部分がおまけみたいになってるんでちょっとでもドラマチックにしようかと思いまして(笑)

(2)―要するに、デッキ内に土地と《突撃の地鳴り/Seismic Assault》しかなければ60点は容易に叩きだせるのに、コンボを安定させる続唱スペルを入れるために土地を削ったことで(当然入れるべきだけど)、その60点に届きにくくなってしまっており、対戦相手のライフがそこまで達してしまって勝てなかった、ということですね。ちょっとした皮肉。



っていうか、Brian Kiblerカッコ良すぎる。

GPシアトル

2009年5月31日 日常
暇なのでボチボチと翻訳していこうかな、と思います。

今のところまだラウンド3と4しか出てないので、余裕があれば他の記事も訳していきたいと思います。
ただ、前回みたいにトップページとか訳すのは時間の無駄だと思うのであくまで記事のみってことでw
うわー、めっちゃ久々にここで日記書くなー。
みなさん、本当にご無沙汰してます。

突然ですが僕、来週にはPTホノルルに行ってきます。
まぁ、権利ないんですが、なんとか前日に獲得できるように頑張ります。
で、抜けたときのことはやっぱ考えなきゃいけないわけで、ブロック構築の細々と頑張ってます。
一番の候補は今のところ中速ナヤビートか、ジャンドコントロール。MOでブロック構築かじってる人はわかると思うんですが、環境は典型的なビート対ボードコントロールの様相を示してます。
上記2つのデッキは流石に頭ひとつ抜けてる感じですね。
こいつらに加えて、クイックントーストとジャンドビート。
ジャンドビートも面白いしブン回りは強そうなんですが、このカラーはコントロールの方が強そうなんですよねー。ナヤビートのプレインズウォーカーも辛そうですし。
5色コンは大量にいますが構成は千差万別、まさにプレイヤーの数だけ形がある感じです。見てる感じデッキパワーはスタンのトーストよろしく高そうなんですが、どうにも好みじゃない。ただ、フィニッシャーが極端に少ないせいで(大抵は群れドラゴン4+少々)サイドの思考の大出血がやばい。呪詛術師も怖いですしねー。しかもビートをメタる上ではジャンドカラーのカードが一番優秀なので、そっちにスッキリまとめてしまったほうが安定するし、強そうだと感じてます。
さらにその下にはバント&白系ビートや根本原理グリクシス系のコントロールもいる感じですが、上記のデッキ達と比べると・・・・って感じです。

まぁ、そんな感じでナヤとジャンドを回しているんですけど、ブロック構築の一番の楽しみの一つとして新しいデッキ作成ってあると思うんですよ。
で、ラスもカウンターも及第点があるってことで青白コントロールを考えてみたんです。ボードコントロールはこの手のデッキが苦手だし、白除去も優秀なのでビートもいけるかなって思ったんです。途中まではすごく楽しかったんです。土地とスペルを決めて・・・フィニッシャーを決めるときに事件が起こったんです。。。

フィニッシャーいねぇ!!

マトモに使えそうなのが戦誉の天使のみ、しかも環境に蔓延する群れドラを超えられない。まさか各種スフィンクスやリバイアサンを使うわけにもいかないし・・・茶を濃くして覇者シャムルとかも考えたけどあんまり強そうじゃない。。。序盤を凌ぐ壁生物は強いのがいるのに、勝つためのカードがない・・・これは結構絶望でした。
あぁ、所詮俺にデッキ作るなんて無理だったのか・・・と思ってた昨夜、他の壁候補の生物で、できれば防衛の付いていないものは・・・と探していたら見つけたのがヴィダルケンの異国者とゾンビの異国者。

考えてみれば、環境の強い除去と生物が結構ジャンドに寄っているんですよね。
・ヒル
・続唱エルフ
・続唱4点火力
・終止
・フォールアウト
・ソクター
・パルス
・復讐アジャニ
・ジャンド・ナヤチャーム
・ラヴァランチ

などなど。ここにヴァレロンの異国者を含めたスーパーチームプロテクション!!
まぁ、見てもらえればわかるんですが、その3種の中でもヴィダルケンの異国者の強さは異常なんですよ。
でもコントロールでこいつをつかって10殴るってのはさすがに無理があるし、荒廃稲妻とかもうっとうしいので、コントロールではなく、ビートダウンで使用してみてはどうかな、と思ったんです。

で、早速検索をかけてみると、白単ビートが成り立つだけあって青白の生物は優秀。
最初は白タッチ青の賛美ビートとか考えてみました。
ふむふむ、一人回しの感じではまぁ、普通。可もなく不可もなく・・・特別面白いわけでもないし、特別強そうではない。このままだとやっぱ除去祭りがくぐれないし、ナヤの生物が止まる気がしない・・・その辺のローグよりは強そうだけども・・・。
で、ジャンドの終止以外の除去は大概3マナ以降でそこまで強いわけでもないので、始めはサイドに考えていた確実性の欠落をメインに採用してみる。
ふむふむ、まぁ悪くはない。

で、ここへ来てクロックパーミッションってどうだろうか?という思考に至りました。
アクラサの従者みたいに勇丸よろしく軽いクロックもあるし・・・ん、勇丸・・・?

宮廷のホムンクルスも勇丸じゃん!!!

8勇丸からはじまるクロックを確実性の欠落で守りながら戦う・・・賛美でクロックも加速するし、まさかこれは!?と思って組んでみたのがこちらです。



UW Clock-Permission "Isamaru Respect"

《アクラサの従者/Akrasan Squire(ALA)》4
《宮廷のホムンクルス/Court Homunculus(CON)》4
《エーテル階級の騎士/Ethercaste Knight(ARB)》4
《エスパーの嵐刃/Esper Stormblade(ARB)》4
《ヴィダルケンの異国者/Vedalken Outlander(CON)》4
《戦誉の天使/Battlegrace Angel(ALA)》3

《流刑への道/Path to Exile(CON)》4
《確実性の欠落/Lapse of Certainty(CON)》4
《取り消し/Cancel(ALA)》3
《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(ALA)》3
《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost(ARB)》4

《平地/Plains(ALA)》7
《島/Island(ALA)》6
《秘儀の聖域/Arcane Sanctum(ALA)》4
《海辺の城塞/Seaside Citadel(ALA)》2



痛い!石投げないでください!
まぁ、昨夜思い付きで組んだのでまだ対人では回してないですが、一人回ししてる感じではとても楽しいです。なんかこう、懐かしい感じ。
茶生物12枚に境界石でホムンクルスは安定してます。
しかも8勇丸→騎士の流れで2ターン目にパワー3が殴ると、まるでナカティルを彷彿とさせます。
各生物の単体性能は《印章持ちの聖騎士/Sigiled Paladin(ALA)》みたいな単色生物に劣る2マナ圏ですが、メタに合ってる(と思われる)プロ赤、高確率で3ターン目にパワー3で殴れる上に、飛行が付いてくる嵐刃、フォールアウトや蔓延で死なない騎士、と強い部分もあります。
グダグダになったところや、ラス系の返しに出てくる天使はセクシーですね。ビート系にも強い。

《確実性の欠落/Lapse of Certainty(CON)》は1ターンのタイムワープを約束してくれて、《取り消し/Cancel(ALA)》は致命的なスペルをシャットアウト。PtEとエルズペスがつえーのは今更語る必要はないっすよね。

サイドには《翻弄する魔道士/Meddling Mage(ARB)》や《天界の粛清/Celestial Purge(CON)》・《結晶化/Crystallization(ARB)》・《忘却の輪/Oblivion Ring(ALA)》なんかが良さそうです。
改造案としては《霧脈の境界石/Mistvein Borderpost(ARB)》を2枚ほど島の変わりに足して黒をタッチするのも面白うそうです。《対抗突風/Countersquall(CON)》や《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler(ALA)》・《妄信的迫害/Zealous Persecution(ARB)》なんかを足すのは結構強そうです。

と、まぁ、こんなデッキを作ったせいで今はデッキが三択です。
このデッキがあと1週間でどれくらい成長して楽しませてくれるのか非常に楽しみです。
デッキ作るのって楽しいねー。みなさんもぜひどうぞ。

ま、その前に直前予選を抜けないといけないんですけどねー。
てか、公式見てたら直前予選がスタンって書いてあったんだけど間違いじゃないよね?
あー、スタンめんどくせーw
たぶん白黒かエルフ。スワンは回せる自信がないけど一応練習しとくか。
ホノルルの前に今週末シアトルでGPあるからね。選択肢は多いほうがいい。

おーし、頑張るぞー!
《答え合わせ》
by Tim Willoughby

さて、僕らが昨日君に渡した、シールドのカードプールを覚えてるかな?生徒諸君、時間だ。これが、カードプールのオーナーである、Sam Blackの解答になる:

《森/Forest》7
《島/Island》4
《山/Mountain》1
《平地/Plains》2
《沼/Swamp》3
--------------------------------------------------------17 Lands

《野リンゴの群勢/Crabapple Cohort》1
《邪教印の燃えがら/Cultbrand Cinder》1
《献身のドルイド/Devoted Druid》1
《彼方地のエルフ/Farhaven Elf》2
《キンザーの銛打ち/Kinscaer Harpoonist》1
《ヒル結び/Leech Bonder》1
《ミストメドウの身隠し/Mistmeadow Skulk》1
《ミストメドウの魔女/Mistmeadow Witch》1
《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》1
《小走り犬/Scuttlemutt》1
《ぼろ布食いの魔女/Tattermunge Witch》1
-----------------------------------------------------12 creatures

《妖精からの助言/Advice from the Fae》1
《痕跡焼き/Burn Trail》1
《鎖の呪い/Curse of Chains》1
《命運の転送/Fate Transfer》1
《栄華の防衛/Flourishing Defenses》1
《増え続ける荒廃/Incremental Blight》1
《今わの際/Last Breath》1
《魔力変/Manamorphose》1
《鏡編み/Mirrorweave》1
《侵入の追い返し/Repel Intruders》1
《遅鈍の塵/Torpor Dust》1
---------------------------------------------------11 other spells

どうだい、予想外だっただろう?他にも色々組み方があるのは確かなんだけれど、Samは安定感のありそうな青白よりも、デッキパワーを少しでも底上げするためにこのプランを選んだ。
《ミストメドウの魔女/Mistmeadow Witch》デッキ内の様々なカードがコンボを生み出すようになっていて、これがデッキパワーにも繋がっているし、何よりSamはこの方が、バイ明けの連中ではなく、最初の3回戦を3−0してきたようなデッキに対して有効だと考えたんだ。
《ハウ・トゥ・シャドウムーア・ドラフト》
by David Strutz

ラウンドの合い間に、僕はZac Hillとシャドウムーアの暗黒世界でのドラフトについて軽く話をした。混成マナが引きこす混乱の中で、一体どうすればいいのか、正しい解答のを導くのは難しそうだ。Zacはこう答える:"受けを広く持て。"

ドラフトで最初のパックを開けるにあたって、Zacは全ての色を等しく候補とするようにアドバイスする。彼自身も好みの色があるわけだが、決して特定のアーキタイプの傾倒したりはしない。代わりに、彼は、最初の数ピックはとにかくカードパワーの高いものを選び、可能なら色を一つ絞っていく、だが、その際に流れてくる、流していくカードにも十分に注意を払わなければならない。"もし君のところに、すでにピックされているべきであるカードが流れてきたなら、取っておくんだ"とZacは言う。それまで何をとってきたかに関わらず、そのカードが君のそこからのピックの指針となる大事なシグナルだ。

これだけの大量の混成カードがセット内の存在するとなると、単色のデッキをピックしていくのは実に簡単そうだ。果たしてそれは良いアイデアなのだろうか?Zacはほぼ単色に近いピックにタッチカラーを加えるのが理想的だそうだ。これは受けを広く取る、という意味でも非常に理にかなっていると言える。もし君が白いカードを中心に青をタッチカラーとしてピックしているときに突如として緑の優良カードが大量カードが流れてきても、それなら既に取った白と青のカードを余り無駄にすることなく、簡単に緑に鞍替えすることが出来るだろう。

また、Zacはもう1つ、面白いことを語ってくれた、それは、グランプリのような大きなイベントでの"ヘイト・ドラフト"の重要性だ。"これはMOの8人ドラフトじゃない。君は必ず1枚の特定のカードに、50%の確立で合い間見えることになるんだ。"しかしながら、だからと言ってなんでもかんでもカットしていいってわけじゃない。君のデッキが本当にどうにも出来ないであろうカードだけが、本当のカットの対象となる。"僕は《大神のルーン/Runes of the Deus》を3枚取った"Zacが今日1回目のドラフトを終えた後に言った。"だって、僕のデッキではこのカードをどうにも出来ないってことがわかってたからさ。"

ヘイト・ドラフトの重要性を特に取り上げた根拠とて、Zacは僕に、"最後のデッキ構築が難しいからさ"と答えた。彼は、シャドウムーア3パックのドラフトにおいては、特に気をつけてカードをピックしていかなければならないーただ使える呪文をピックすればいいわけではないということだ。たとえ、平均的なカードパワーで優れたデッキであっても、勝率を最大限に引き上げるためにはデッキ内のカード同士が、お互いに上手く働くようなデッキでないといけない。受けを広く保つ一方で、何かしらのシナジー・コンボを持てるように努める必要がある。そして、君がとても対処できないような、カードを対戦相手が初手で取っていたりもするので、グランプリにおいて3-0できるデッキを作るってのはそうそう簡単なことではない。

さて、ゲーム自体に関してはどうだろう?僕が、数人のプレイヤー達が《節くれの彫像/Gnarled Effigy》、《青ざめた旅人/Pale Wayfarer》や《火群れのどよめき/Din of the Fireherd》を使っている姿を見かけたことをZacに話すと彼は酷く驚いた。彼はこのドラフトは、それを止める術が豊富にあるにせよ、とても早い環境だと思っている。僕がその点に関して、《安寧砦の二人組/Safehold Duo》や《見張り翼のカカシ/Watchwing Scarecrow》のようなブロッカーについて尋ねると、"ゲームの基準となるタフネスは、4かな。"とZacは述べた。これは何かしら、こちらの攻撃を通すような手段が必要となってくるってことだ。例として、Zacは赤単アグロの《威嚇者の信徒/Intimidator Initiate》のような、高タフネスのクリーチャーたちをブロックからどかす手段を挙げた。

それと同時にいくつかのデッキはとても冗長なゲーム展開を行う。"確か、前に《青ざめた旅人/Pale Wayfarer》をサイドボードから入れたことがあったよ"、とZacは言い、7マナクリーチャー達はシャドウムーア・ドラフトにおいて、それぞれ十分にゲームをひっくり返す力を持っていると示す。"いつでも複数枚の《痕跡焼き/Burn Trail》持ってたらいいよね。"バーンスペルは終盤戦でも盤面の有利を確立するのに有効だ。《絹縛りのフェアリー/Silkbind Faerie》や《首吊り罠/Trip Noose》と言ったカード達も著しくゲームをスローダウンさせる。

今度、シャドウムーアドラフトやることになったら、混成システムが君に与える膨大な選択肢に慌てることのないように。
Zacのアドバイスを聞いてれば、きっと大丈夫さ:"流れに任せろ"
《ドラフト・レポート - 斉藤友晴の場合》
by Tim Willoughby

僕は今朝初めに、斉藤さんにシャドウムーアドラフトについての雑感を聞いてみた。すると驚くことに、構築戦のイベントラッシュであることもあって、彼はまだこの環境のドラフトをあまりしてないと言う。彼は始め、このフォーマットでビックリするほど前のめりなデッキが組めればいいなぁ、と語ってくれたが、赤いカードはみんなの大人気だ。

彼は最後に、このセットで最弱の色とされる、黒がやれればいい、とも語ってくれた。それは丁度、ジュネーヴでのMike Hronのように、敢えて環境の不人気色を選ぶことで、その色のパワーカードと独り占めしてやろう、という算段だ。

と、いうことで、斉藤はドラフト・カバレッジで追うのにふさわしい人物だろう(プレイヤー・オブ・ジ・イヤーってだけじゃ不十分ってことじゃないよ!)。
斉藤の作戦は、第1パックで早くも日の目を見ることになる。彼が開けたパックからは、《猪牙のしもべ/Boartusk Liege》と《憂鬱の槍/Gloomlance》が。《槍》はこのセットの中でも屈指の単体除去で、巨大ファッティを葬りながら、必要以上のアドバンテージを稼ぐことを可能にする。

斉藤は《しもべ》に手を伸ばした、序盤は純粋なカードパワーを追う、ということだろうか。2手目に《バリーノックの群勢/Ballynock Cohort》をピックし、《樹皮殻の祝福/Barkshell Blessing》が更に後に続く。この時点で明らかに斉藤は手を広げ、巧みに自分の居場所を確保する。4手目に《痕跡焼き/Burn Trail》を見つけると、続いて"赤単アグロ"の看板少年である《威嚇者の信徒/Intimidator Initiate》を手に入れる。数体の《信徒》がいれば、彼の攻撃は面白いように通り、とどめの《痕跡焼き/Burn Trail》の共謀も容易となる。

一旦作戦の流れを掴みかけた彼は、それを離しはしない。そして、パック自身がそれを促しているというのは、決して間違いではないだろう。友晴は《錆び剃刀の解体者/Rustrazor Butcher》、《煤の焚きつけ屋/Sootstoke Kindler》、そして14手目にして《火の突撃者/Pyre Charger》を手に入れるに至って、彼の戦略は完全に固まり、おのずと残りのドラフトピックの方向性も定まったといえる。

第2パックも滑り出しは順調だ。斉藤のパックには《炎の投げ槍/Flame Javelin》(もちろんこれが斉藤のピック)が、となりには《見下し/Tower Above》と更なる《威嚇者の信徒/Intimidator Initiate》、そのほかに誰もが欲しがるような良質カード(《技鋸の徒党/Knacksaw Clique》・《鎖の呪い/Curse of Chains》)が並んでいた。2手目で2枚目の《痕跡焼き/Burn Trail》を。《裏切り者の咆哮/Traitor’s Roar》が彼のバーンプランの幅を広げ、ドラフトが進むにつれて彼が開けたパックにいた《威嚇者の信徒/Intimidator Initiate》が手元に戻ってくる。

3パック目において、斉藤のデッキは"いいデッキ"から"とんでもないデッキ"となる。ファーストピックは、パックで唯一の赤いカードであった《泥騒ぎの略奪者/Mudbrawler Raiders》で少しばかり良い展開。4手目には3枚目の《痕跡焼き/Burn Trail》を取り、ほどなくして、2枚の《泥騒ぎの群勢/Mudbrawler Cohort》を手に入れる。斉藤はその3枚目の《痕跡焼き/Burn Trail》を取るに当たって《山背骨のドラゴン/Knollspine Dragon》を流さなければならなかったが、もちろん何も気に病むことではない。

僕が斉藤に最終的なデッキの感想を聞いたところ、本当に嬉しそうだった。日本語的に言えば、彼は"おかしいデッキ"だと表現して見せ、実に低いマナカーブと単色ということもあって、マナやら何やらの心配をしなくてもよいことも非常に嬉しい点だ。

そんな斉藤のバーンプランを、みんなまだ知る由もない・・・
《"ヒル"を越えて?》
by Rich Hagon

僕以外にこの世界で語ることが出来る人はもう数人いるんだけど、Zac Hillは毎回勝つ、だからHill氏がこの日の最初のドラフトで2番テーブルに座るとき、僕はすでにワクワクしてたんだ。彼の右隣にはBen Rasmussen、その向こうにはGaudenis Vidugirisが。彼の左手にはJeremy Shapiroが座って、2番テーブルのドラフトはウィスコンシン州はマディソン行われてるかのよう。そこにPaulo Vitor Damo da RosaとJelger Wiegersmaが海の向こうから最高のスタートを切るべく狙いを定めている。

《絹縛りのフェアリー/Silkbind Faerie》はみんなも知っている通り素晴らしいスタートだ、そこにZacは《神格の鋼/Steel of the Godhead》を加える。《安寧砦の精鋭/Safehold Elite》、《バリーノックの群勢/Ballynock Cohort》、そして《薬の走り手/Medicine Runner》と序盤にして彼のデッキ内容はなかなかのものだ。6手目にやってきた《シスルダウンの二人組/Thistledown Duo》も彼のデッキにかかせない。一方では《他所のフラスコ/Elsewhere Flask》再度姿を見せ、《鎧をまとった上昇/Armored Ascension》・《堕落/Corrupt》・《石の顎/Jaws of Stone》といったカードが幅を利かせるこの環境ではただのマナ・フィクサー以上の役割が期待できる。彼にとって唯一問題となったピックは11手目、6マナの《思考の糸の計略/Thoughtweft Gambit》を《屑鉄カゴ/Scrapbasket》4マナ3/2及第点のクリーチャーを流してピックしたところ。1パックを終えた様子をみたところ、卓内の多くはいくつか難しいピックを迫られたようだ。Zacの左2つ隣に座るPauloは青黒。Shapiroは現在ほほぼ青単色。Zacの右側はと言えば、Rasmussenの出だしは黒に傾倒しており、Vidugirisも青黒を狙っているようだ。この結果は2パック目を受けてどう変わっていくだろうか?

Zacの最初の2手がほぼ彼の方向性を決定づけた。《他所のフラスコ/Elsewhere Flask》を既にピック済みということもあって、《鎧をまとった上昇/Armored Ascension》は白が濃い彼のデッキではとても強力だ。その代わりに彼は《痕跡焼き/Burn Trail》と《刺す稲妻/Puncture Bolt》の2枚を流すことになり、もし卓に赤をドラフトしている魔法使いが潜んでいるならば、Zacが強力な《薄暮の大霊/Oversoul of Dusk》を取って流した、全体除去の《炎渦竜巻/Firespout》に更に驚くことになるだろう。アンコモンの《種かごの魔女/Seedcradle Witch》を3手目にピックしたことによって、白緑が大きく戸口を開けていることは明らかだ。Zacの4手目は《ルーン鹿乗り/Rune-Cervin Rider》、終盤戦で大きな力となってくれるカードだ。しかしながらそれ以降のピックは実に心もとなく、それ以降の6ピックのうち最終的にデッキに入ったのは《屑鉄カゴ/Scrapbasket》のみ、その間に《大神のルーン/Runes of the Deus》を流した。それでも11手目に《ルーン鹿乗り/Rune-Cervin Rider》が流れてきてハッピー、といったところだ。

最後のブースターを残し、Zacの回りに座るプレイヤーたちもほぼデッキが固まってきたようだ。Pauloは依然として青黒のピックを主張し、Zacの右側に座るRasmussenは彼の黒い軍団に添えるよううまく赤いカードをピックしている。Vidugirisも青黒を貫いており、そんな中ShapiroはZacとPauloに挟まれ、身動きの取れない犠牲者となってしまったようだ。一方で、テーブルの向こう側に鎮座するオランダの名手、Jelger Wiegersmaはそんなトラブルもどこ吹く風と言った様子で、おそらくは卓内最強と思しき白緑を完成させつつあるようだ。

Zacが2パック目の中盤以降失速した分は、この最終パックが十分に取り戻してくれた。彼が開けたパックからは3枚目の《ルーン鹿乗り/Rune-Cervin Rider》現れ、続く2手目で彼は大きな決断を迫られる。後々の彼の説明によると、彼が2枚は手に入れておきたかった《ミストメドウの身隠し/Mistmeadow Skulk》に比べて《大霊の盾/Shield of the Oversoul》は間違いなく優秀なカードであり、《盾》は緑系のデッキにおいて最高のパフォーマンスを発揮するものの、彼のピックは白寄りで緑のカードほとんどないため、ピックが最終パックがどうでるかに依存してしまう、とのことだった。彼は《身隠し》を取り、続いて構築でも大活躍の《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》、《飢えたスプリガン/Hungry Spriggan》、《野リンゴの群勢/Crabapple Cohort》とピック。彼のデッキ候補のカードの山にはさらにカードが溜まり、10手目で《今わの際/Last Breath》と《審問官の罠/Inquisitor’s Snare》の2択を迫られた時は笑顔をこらえることはできなかった。

デッキ構築の後僕がZacと話をすると、彼はこれからの3ラウンドについて明確なプランを持っていた。高いクリーチャーの質を生かして、序盤でダメージレースを先行し、3枚の《ルーン鹿乗り/Rune-Cervin Rider》で勝負を決めに行く、というものだ。彼は全体的なドラフトのクオリティにおいては非常に高かったと評した上で、《炎渦竜巻/Firespout》を流したことが若干で不安であるも、《薄暮の大霊/Oversoul of Dusk》の前に選択肢は他になかったと語る。Zacは2-1を見据え、1-2はがっかり、3-0ならば言うことなし、と言った感じだ。2度のドラフトで5−1の成績を残すことが決勝に残る大前提条件、ぜひがっかりするような結果だけは避けてもらいたい。
Round 11 《ちょうどいい調子》- Mark Herberholz vs. Mike Patnik
by Rich Hagon

僕がこの話をしてもMarkは余り気にしないだろけどーグランプリ2日目、日曜の午前9時ーこの時間帯に、Mark Herberholzをこのトップラインで見ることは、これまでの彼のグランプリ2日目の様子を見るにとても珍しいことだ。対して《黄昏の番人/Twilight Shepherd》はこのテーブルでいきなり彼に相対すると言うロケットスタートを気にも留めないといった感じで、両プレイヤーは現在8勝2敗、お互いにこれ以上負けるわけにはいかない状態で、Patnikの《天使》かHerberholzの頭脳、どちらが崖っぷち2日目を駆け抜けるのに十分な素質持つのか見届けることになるだろう。

先攻を取ったHerberholzは3ターン目までアクションを起こすことが出来ない。そんな彼の最初のアクションはマナ加速アーティファクトの《小走り犬/Scuttlemutt》、そんあ彼を尻目にPatnikは《純視のメロウ/Puresight Merrow》を召喚して1撃を加えた上で、後々馬鹿げた強さを見せるであろう《ミストメドウの魔女/Mistmeadow Witch》を送り出す。Herberholzの場にでっかい《野リンゴの群勢/Crabapple Cohort》が現れると、Patnikは《見張り翼のカカシ/Watchwing Scarecrow》を追加するに留まる。Markの《群勢》は、彼がもう1体を追加したことによりお互いがお互いを5/5へと成長させる。このマッチはどうやら、純粋な力と、器用さ・狡猾さの戦いになっていくようだ。Patnikの青白デッキが、Herberholzの緑デッキをいつ出し抜いてやろうかと機会をうかがっている。

《守美者の探索/Safewright Quest》をプレイし、ついにHerberholzが彼の2色目を僕らに明かす。《平地/Plains》をサーチし、場には5/2トランプラーの《汚れ背の匪賊/Scuzzback Marauders》を追加する。ここで大きな戦闘が行われる、2体の5/5《野リンゴの群勢/Crabapple Cohort》による重たい一撃がPatnikを襲うが、瞬速もちの《盲信の守護者/Zealous Guardian》と《ミストメドウの魔女/Mistmeadow Witch》の能力を使うことによって最悪の事態を免れる。とはいえ、Patnikはここまでで既に2度、5点の攻撃を受けており、ライフトータルは14対10とHerberholzの優勢となっている。

続く戦況の変化は、Patnikが優秀な白いレアカード、《黄昏の番人/Twilight Shepherd》を追加して、戦線を打開しようと試みたところで訪れた。Markがその返しに追加したのは《ピリ=パラ/Pili-Pala》、おそらくはPatnikの魅力的な天使には遠く及ばない力しか持たないカードだ。Patnikはひたすらに土地を並べつづけ、現在7マナ。彼の英知が見出すー8マナに到達し、2度《ミストメドウの魔女/Mistmeadow Witch》の能力を起動することができるに至ればーPatnikは明らかに劣勢だった、が、彼はそう易々とミスは犯さない。

Herberholzが自身の7枚目となる土地、このゲームで最初の1枚となる《山/Mountain》を置くが、何もせずにターンを返す。《小走り犬/Scuttlemutt》が《ミストメドウの魔女/Mistmeadow Witch》の力によって追いやられ、Patnikは、これまで《犬》のせいで少しゲームに居場所を見つけられなかった《神格の鋼/Steel of the Godhead》を《純視のメロウ/Puresight Merrow》にプレイして全軍を突撃させ、Herberholzのライフを4へ落とし、自身は14に回復する。そして、プロツアー・ホノルル・チャンピオンに解答は残されていなかった。

Herberholz 0 - 1 Patnik

とても熱心な勉強家、Herberholzが冗談気味に対戦相手に尋ねる;"《黄昏の番人/Twilight Shepherd》はいいカードかい、マイク?"

あぁ、そうだよMark。Gabriel Nassifに聞いてみな。

第1ゲームとは打って変わって、Herberholzは早々に3色を揃え、《汚れ背の匪賊/Scuzzback Marauders》、《小走り犬/Scuttlemutt》を展開する。その間Patnikは地上を抑えるべく《ウーナの門の管理人/Oona’s Gatewarden》、《純視のメロウ/Puresight Merrow》、《見張り翼のカカシ/Watchwing Scarecrow》と並べ立てる。

《鬱後家蜘蛛の饗宴/Gloomwidow’s Feast》が《門の管理人》を打ち落とし、Herberholzは攻勢に出る準備をする。《ミストメドウの魔女/Mistmeadow Witch》や《黄昏の番人/Twilight Shepherd》をデッキに抱えるPatnikに対して、これらの終盤以降の脅威が機能する前に勝負をつけたいところだ。しかし、Patnik側に6マナが出揃うと、再びスーパー・フライヤーが場に現れる。《飢えたスプリガン/Hungry Spriggan》と《小走り犬/Scuttlemutt》は夕暮れを愛する5/5の前に指をくわえて見ているしかない。

1ゲーム目をとられ、パーマネント数は2対3、そして《黄昏の番人/Twilight Shepherd》までも出されており、Herberholzは思考を整理する。
《飢えたスプリガン/Hungry Spriggan》が、戦闘前の《燃えさしの突風/Ember Gale》の力を借りて《天使》を倒してみるものの、彼女はしつこい女で、4/4と依然として洒落たサイズで戻ってくる。Herberholzの場にはもう《鬱後家蜘蛛の饗宴/Gloomwidow’s Feast》から湧いて出た1/2のトークンしか残っておらず、Patnikは容赦なくプレッシャーをかける。

アタック - 残りライフ12

アタック - 残りライフ6

《野リンゴの群勢/Crabapple Cohort》は確かにデカイ、が、地に足をつけることは叶わない。《霧への変化/Turn to Mist》がそのデカブツを片付け、《睡魔術師/Somnomancer》が最後のブロッカーを排除し、このショーのヒロインが空を舞う道を作る。そう、器用さと狡猾さがこの勝負を制したんだ、でも、終ってみれば最初から最後まで《黄昏の番人/Twilight Shepherd》が、その壮麗さを持ってこの勝負の結果を分かつこととなった。

Mark Herberholz 0 - 2 Mike Patnik

1 2 3 4 5 6

 

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