アメリカ選手権予選@サクラメント6/7ー?:大会レポ
ついにやって来た。早朝4時半にバスに乗り込み、2時間半かけてここへ。

今日1日、俺はカヴージャスティスと共に駆け抜ける!!

参加者は180人弱、スイスラウンド8回戦でベスト8を決定した後にシングルエリミ1回戦で4人の猛者が8月1〜3日に行われるアメリカ選手権の権利を獲得する。

怖いものなどなにもない。

今日俺に出来るのはただひたすら殴って、殴って、殴り続けることだけだ!

Round 1 vs. RG Steroid
タルモのみならず、カメコロまでも入った重ステロ。

Game1
相手だけカメコロ、こちらはマナフラッドでなすすべもなく負け。
Game2
先手でバッパラ→トロール→トロール殴りながら村セット火葬でタルモ除去→村とトロールで殴ってカメコロみたいなブン回りで圧勝。
Game3
序盤は除去の押収のあとにお互いタルモとカメコロが1体づつにらみ合う展開で、こちらが追加のカメコロを引いて先に仕掛ける。ガラクも引いたのでオーバーランで相手のライフは6残るも戦線を壊滅させてそのまま押し切り。

Round 2 vs. WBG Doran

Game1
相手が若干マナフラッド気味なところをトロールとカメコロ2体を並べて相手が全く干渉できない重クロックが完成。最後はガラクオーバーランで蹂躙。
相手は2回黒命令を打ったのだけど、ライフルーズ+リアニしかできなかった。
実はこの1本目で相手は《つぶやき林/Murmuring Bosk》を引かず、出された生物がタルモ・レン・ラノエルくらいだったのでエルフと勘違い。『Byeキタコレww』とか思って調子に乗ってたw

Game2
相手1T目《つぶやき林/Murmuring Bosk》でビックリ。『そっちかー』と思いながらもトロールやカメコロを展開。2体目のカメコロは《忘却の輪/Oblivion Ring》で吹き飛ぶも、カヴーにタルモと後続を絶やさない。
相手も潤沢なマナと2体のカメコロとドランで戦線維持を試みるも、こちらがガラク引いてやはりオーバーラン起動で勝負あり。

エルフ対ドランにも言えることだけど、緑系アグロのマッチアップでのガラクの有無はでかい。ガラクは正義。

Round 3 vs. Mono Red Burn

Game1
相手先手から、《ぼろ布食いの偏執狂/Tattermunge Maniac》→《ケルドの匪賊/Keldon Marauders》→《ボガートの突撃隊/Boggart Ram-Gang》というドブン。しかも相手のマナは最低必要量の3マナで停止し、手札には火力が所狭しと溢れていた。こっちの初動が若干遅かったのもあり、圧敗。

Game2
後手の相手はワンマリガン・・・なんだけど、Game1と全く同じ回り。そしてやっぱり3枚で止まる相手の土地。《ボガートの突撃隊/Boggart Ram-Gang》の次の相手の動きが《月の大魔術師/Magus of the Moon》でフルボッコ。

聞くと、1,2回戦も同じくらいのブン回りで勝ったらしい。どう見ても『今日の人』です、本当n(ry

Round 4 vs. UB Fearie
一番心配していたマッチアップについに遭遇。すでに1敗しているのでここが踏ん張りどころか。

Game1
相手、ダブルマリガンからマナフラッド気味なところを《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》2体で果敢にビート!!するのだが、後続が《カヴーの捕食者/Kavu Predator》《タルモゴイフ/Tarmogoyf》くらいしか続かず苦しい展開。2体とも《恐怖/Terror(MRD)》で討ち取られ、《トロールの苦行者/Troll Ascetic》を追加したところでトップする《爆裂/Boom・破綻/Bust》。ダメージ何回も計算して、相手のデッキに2枚目の《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven》がなければ殴りきれる(苦花死させることができる)計算で、《焦熱の裁き/Fiery Justice》で相手の場を綺麗にしてから《破綻/Bust》で土地を吹き飛ばす。そして返しで相手の手からこぼれる《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven(TSB)》。ですよねー。ノガードの殴り挑むけど《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven》分でまっけ。

Game2
相手後手1マリガン。今度は相手は土地が2枚で数ターン詰まってしまい、こちらはバッパラからトロールの立ち上がりで軽快にビート。
《耳障りな反応/Guttural Response》と《突風線/Squall Line》抱えながらそのまま事故に付け込んで殴りきる。

Game3
こっち後手ながらも2T《カヴーの捕食者/Kavu Predator》→3T《焦熱の裁き/Fiery Justice》のブン回りでこれがうっかり通る。そのままサイズに物を言わせて途中《やっかい児/Pestermite》で寝かされながらもノーガードの殴り合い。
相手も《ウーナの末裔/Scion of Oona》を絡めてダメージレースを挑んでくる。
2回殴ったところでカヴーは《恐怖/Terror》されるも《樹上の村/Treetop Village》のトランプル強くてビート完了。《耳障りな反応/Guttural Response》抱えたまま勝ったけど、相手は生物以外何も引けなかった様子。乙。

苦手意識のあったフェアリーを食えたのでこのまま波に乗っていきたいところ。

Round 5 vs.UW Merfolk

これまたはっきり言ってお客さん。

Game1
こちら先手バッパラからのトロール→カヴー&ジャスティスみたいな回りで圧勝。

Game2
後手。今度は逆に相手がブンブン。無いはずの島を作り出す《水大工の意思/Aquitect’s Will》も引かれて渡られて除去も引けず死亡。
コンバットにならないのはどうしようもない。コンバットになれば100%負けないんだが。

Game3
相手1マリガン。
バッパラから《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》2連打で軽快にビート。相手が相打ち嫌って本体に通してくれてダメージレース先行できたので、結局逆に相手がジリ貧になったのでアドバンテージを取れることになって、トロールも追加してそのまま撲殺。《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》も出てたんだけど、《火葬/Incinerate》でのピン除去を繰り返してたら結局能力使うハメになって返しで《炎渦竜巻/Firespout》がすごいアドバンテージ取ったw

Round 6 vs. Quick n’ Toast

Game1
タルモ・カヴー・バッパラ除去除去ランドランドみたいなハンドキープしたらスペルばっかり手札に溜まって、《雲打ち/Cloudthresher》連打に蹂躙されて負け。

Game2
相手が早いターンに《テフェリーの濠/Teferi’s Moat》を置いてオワタと思うも《原初の命令/Primal Command》でトップに戻すが、3T後くらいに再び引かれて、こっちは《クローサの掌握/Krosan Grip》か《原初の命令/Primal Command》待ちで相手はフィニッシャー待ち。そうこうしている間に、俺の場には10体以上の生物が並んで、《カヴーの捕食者/Kavu Predator》は20/20を超える化け物に。そして少しでも時間を稼ぐために《破綻/Bust》で土地を吹き飛ばす。それでも《テフェリーの濠/Teferi’s Moat》への対処カードを相手がリカバリーしてフィニッシャー用意するまで引けず、結局時間切れで引き分け。1ゲーム目負けてるんで俺の負けー。

正直、こんなに相性悪いとは思ってなかった。ヒバリどころの話ではなく、勝てる要素が見当たらなかった。

Round7 vs. UW Merfolk

Game1
相手1マリガン。
2T《カヴーの捕食者/Kavu Predator》→3T《焦熱の裁き/Fiery Justice》で3:1交換とってそのままフルボッコ。

Game2
再び相手1マリガン。
キッチン2体を連打して、タルモと村も追加して横綱相撲で押し切る。

本当にマーフォークとは相性がいい。ここまで圧勝だと気持ちがいいです。

Round 8 vs. Quick n’ Toast

会場全体で5−6人しかいないのに2回も当たるとかオワットル。

Game1
こちら後手ダブルマリガンで、相手のライフを5まで追い詰めるもカードアドバンテージの差が出て負け。

Game2
《炎渦竜巻/Firespout》で1−3交換取られたあげくにバッパラ2体も流され、土地は2枚で停止。《謎めいた命令/Cryptic Command》で土地のバウンスまでされていいとこなしで《雲打ち/Cloudthresher》に踏み潰される。

そんなこんなで5−3でした。駆け抜けるどころか失速もいいとこですね。
2敗した時点でトップ8はなかったんだけど、またしても30位まではパックの賞品が出るってことで続けて結局35位に終り、パックももらえず乙。

相性最低最悪のQuick n’ Toastに、会場で5−6人しかいないにも関わらず2回も当たるのはちょっと運がなかったとしか言えない。全体的にマーフォーク祭りだったのでチャンスは十分にあったと思うんだけどね。

気になるトップ8の内訳は、

UW Merfolk 3
RG Mana Ramp
RGb Mana Ramp (タッチ《虚空/Void》)
UW Revaillark
UB Fearie 2

で、シングルエリミネーションのマッチアップは

UW Merfolk ×-○ UB Fearie

RG Mana Ramp ?-? UB Fearie (未確認)

UW Merfolk ×-○ UW Revaillark

UW Merfolk ×-○ RGb Mana Ramp

という感じ。今回、ビッグマナは完全に勝ち組だと思う。
マーフォークがコレだけ勝てたってことは予想よりもヒバリが多かったのかな?フェアリーはそこまで言うほど見かけなかったきがするし。エルフとドランが負け組みだったところを見るとおそらくそういうことかな。

結果としては、5−3でパックも権利ももらえずにパッとしなかったけど、がっくんのアドバイスを受けながらも自作デッキでここまでやれたことに関しては満足してるし、メタ的な意味でもカヴージャスティスは正解だったと思う。

日本で使うには、ちょっとヒバリが多すぎてためらう部分もあるかもしれないけど、今回の反省を元にチューンしたバージョンならかなりどのデッキとも対等かそれ以上の戦いが出来ると踏んでいる。

そこんところは、次の反省編で語っていこうかな、と。

コメント

ノト
ノト
2008年6月16日21:13

初めまして、ノトといいます。
私もカヴージャスティスを使用して日本選手権予選へ出場しました。
結果は3−4で負け越しと振るわなかったのですが、メタとして正解だったと確信しています。私のところの予選はフェアリーやヒバリが極端に少なく、逆にドランやエルフの生物デッキが隆盛していたのにメインから難問の鎮め屋を四枚積むというすかしっぷりで下手をこいてしまいました。
私の使うタイプも一度見ていただきたいという自己顕示欲が湧いてきますが、ここにデッキリストを掲載するのは初対面の割りにあつかましすぎると思うのでやめておきます。
残念なことにもう今の環境で行われる大きなスタンダードの大会が無く(私が知らないだけかもしれない)イーブンタイド後の環境がどうなるかわかりませんが、出来ればカヴージャスティスを使い続けたいです。そう思わせるくらい、このタイプは魅力があると思います。
では、長々と失礼しました。

如月
如月
2008年6月17日13:47

>>ノトさん

稚拙な文章読んでいただいてどうもです。
メタを大きくはずしてしまったのは残念でしたね。。。ただ、個人的には《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》のようなカードをいくらメタを読みきっていても入れるべきではないと思います。このデッキで一番強いところは結局2Tカヴー→3Tジャスティスっていうブン回りだと思うんでそれをサポートできる構築ってのが堅いと思うんですね。
それは例えば《トロールの苦行者/Troll Ascetic》のような死なない追加クロックであったり、《糾弾/Condemn》のように殴り合いで優位に立てるカードだったりするわけです。
それから、ヒバリみたいなラス&カウンターのコントロールには元々相性がそれほどよいわけではないので、メインからメタって他のデッキへの対応力を狭めてしまうよりも、サイドからしっかり対策しておくのがいいと思います。
かつてのMoMa独裁時代などと違ってメタ内のデッキタイプの数も半端ないですから、メインではデッキコンセプトを追うことがおそらく優先なんじゃないかな、と。

俺もこのデッキタイプは好きなので、タイムスパイラル落ちるまでは手元に置いてるだろうな、と思います。

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