アメリカ選手権予選@サクラメント6/7ー?:追記編A
2008年6月18日 MtG:大会レポート
ちょっと時間が空いてしまったけど、予告どおりに各マッチアップ相性と、サイドボーディングの紹介を軽くしたいと思う。
VS. 青白ヒバリ・ガルガドンヒバリ
メイン3:7 サイド4:6〜5:5
ラスゴはもちろんきついし、ヒバリを中心にアドバンテージ差が開くのもつらい。誘惑蒔きやヴェンセールなど、こちらのコンセプトを否定するようなカードも多数存在している。
それでも、糾弾の存在や触れないトロールなど、相手とって脅威となるカードはないわけではないので、先手からこれらのカードを有効に使っていけばチャンスはある。
絶望的、というほどではないものの基本的に相性は悪い。
サイドーボーディング
>>OUT
《カヴーの捕食者/Kavu Predator》1
《焦熱の裁き/Fiery Justice》4
《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》3
>>IN
《原初の命令/Primal Command》2
《外身の交換/Crib Swap》1
《クローサの掌握/Krosan Grip》2
《突風線/Squall Line(TSP)》3
サイド後は幾分かマシになる。まずはブリンクでフィズられたり、ヒバリで簡単にアドバンテージを取り返されてしまう《焦熱の裁き/Fiery Justice》を全て抜いて、それに伴い《カヴーの捕食者/Kavu Predator》も減少。
このマッチアップに関してはカヴー→ジャスティスのブン回りも軽く対処されてしまうので必要ないかと。最近はガルガドンの入ったヒバリが多いので、誘惑蒔きで取られてエサにでもされたら洒落にならん。ジャスティス分合わせて0−2交換とか(涙
さらに、重くて愚鈍なクロックである《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》も抜く。
このマッチアップはコントロール対ビートダウンのセオリーどおりにテンポよく展開して攻めきるのが常套手段。ゲインランドを使って毎ターンカヴーのクロックをあげていくほうが、このマッチアップでは強い動きなんじゃないかな。あと、もちろんだけどこのマッチアップではミシュラランドも強い。《樹上の村/Treetop Village》3体起動してオーバーランで勝ち、なんてのはよくある。
3T目ガラクは正義。
VS. 青黒フェアリー
メイン5:5 サイド6:4
メインは互角程度の勝負になる。恐怖に加えて転置まで積んでる方だと若干苦労するかもしれないけれど。メインでは、ジャスティスとカメコロをめぐる攻防が重要だと思っていて、こちらはメインではジャスティスくらいしか盤面を抑えるカードがないので、これをいかに有効に使うかが重要。カメコロが場に出ればかなり有利に試合を運べるはず。とにかく攻めて相手から動かざるを得ない状況を作ることが出来ればそのまま押し切ることが可能になるね。
そうでなくても、基本サイズはエルフと同じくこちらの方が上なので、ガンガン攻めて言って苦花死を狙うプランも。
サイドボーディング
>>OUT
先手
《カヴーの捕食者/Kavu Predator》1
《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》3
《焦熱の裁き/Fiery Justice》2
《糾弾/Condemn》3
後手
《カヴーの捕食者/Kavu Predator》2
《焦熱の裁き/Fiery Justice》4
《糾弾/Condemn》3
>>IN
《外身の交換/Crib Swap》1
《突風線/Squall Line》3
《耳障りな反応/Guttural Response》3
《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》2
先手と後手で若干サイドボーディングが変わる。
このマッチアップも基本的にジャスティスがあまり強くないマッチアップなんだけど、先手の場合に限り2Tカヴー→3Tジャスティスのブン回りから押し切ることが可能なので、先手ではその可能性を残しておくためにジャスティスを2枚残しておく。後手では通る見込みがほぼ皆無なのと、《ウーナの末裔/Scion of Oona》でシャクられたりイイトコ無しなので全抜きで。
他にフェアリーに対してあまり芳しくないカードとして、キッチンと糾弾が挙げられるのですが、前者はまず相手サイドの生物と戦闘を行うことができず、ブロックはできないし攻撃に転じたところで《苦花/Bitterblossom》に生殺しにされてしいます。ただ、後手の場合はライフレースを有利にするために残しておいて損はないかと思います。戦闘にならなければ《糾弾/Condemn》が強そうに思えるんだけど、軽いばかりに《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》の格好の的となり、《苦花/Bitterblossom》トークンやミシュラ土地を中心に攻められた場合にはあまりおいしくない交換となってしまうので個人的には抜いてしまいたい。
サイドからは、定番の《突風線/Squall Line》と、青命令を抑える《耳障りな反応/Guttural Response》が。《突風線/Squall Line》はともかく、《耳障りな反応/Guttural Response》についてはまだまだ色々試す必要があるみたいで、デッキの割りにカードが受身過ぎるかな、とも思うけど、強いことに変わりはないので及第点ではあるかと。このカードのおかげで相手にとって致命傷となるカメコロ・ガラク・ロクソをねじ込めるのでそれだけでかなりの優位に立てる。《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》は言うに及ばず。相手が苦花をコントロールしている場合は1度でもコレをつけて殴れば倍近くライフレースを先行できるのでそれ以降の攻防が非常に楽になる。
緑系アグロがフェアリーと戦う場合にガラクがあまり強くない話をチラッと聞いたことがありますが、僕はそんなことはないと思います。確かに重いわけなんですが、苦花で減ったライフを一気に持っていったり、ノーコストでクロック展開したり火葬のマナを残したりと相手にとってはかなりの脅威だと思います。戦闘にならないので死に安くはありますが、返しでの攻撃が通りやすくなったりするときもあるし、逆に言えば攻撃することでしかフェアリーは場に出たプレインズウォーカーの対処ができないわけですから、対処されなければ勝ちに繋がるわけです。俺からすれば残しておきたいカードの一つ。
あぁ、それから、なんで《クローサの掌握/Krosan Grip》いれないのかってとこなんだけど、《苦花/Bitterblossom》を3マナと1ターンかけて割るくらいならその分ダメージレースを先行させたい。そこからそのまま押し切ったり苦花死させられたりするからね。《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》が勝手に相殺されたりして、カヴーが実はチラッっと有効になるんだよね。友情コンボってやつw
VS. 黒緑エルフ
メイン6:4 サイド7:3
基本的に有利なマッチアップ。ガラクとカメコロを巡る攻防が鍵になってくるんだけど、こっちにはメインから相手の触れない7体の生物と肥大化するトランプル持ちに多様な除去と、有利な部分か多いので心配には至らないと思う。ロードやうざい克服者を丁寧に除去すればそうそうは負けないはず。
相手にもカメコロやガラクは入ってるわけなんだけど、こちらだけ用意に対処可能っていうんじゃ楽だよね。
それでも、8枚のミシュラランドや克服者、相手にもガラクがいたり、黒命令での突然死があったりするので、ライフやプレイングには注意が必要。
サイドボーディング
>>OUT
先手
《カヴーの捕食者/Kavu Predator》1
《タルモゴイフ/Tarmogoyf》1
《糾弾/Condemn》3
後手
《カヴーの捕食者/Kavu Predator》1
《焦熱の裁き/Fiery Justice》1
《糾弾/Condemn》3
>>IN
先手
《剃刀毛のマスティコア/Razormane Masticore》2
《外身の交換/Crib Swap》1
《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》2
サイド後、相手は除去祭りなのでカヴーとタルモの信頼度は若干低いので減らす。
後手だとタルモの数が少ないと不安だし、ジャスティス自身相手の展開についていけないこともあるので1枚削ります。
糾弾もミシュラランドとか裁けて結構偉いんだけどサイドにもっと強いカードがあるし、いつでも強いわけではなく、後手後手に回るスペルなのでいらないだろう。
サイドインするカードは3種類。マスティコアはこの手のデッキに対しては鉄板生物で、外身の交換はメインから除去を減らすので相手のカメコロなどをケアするために追加除去として。
ロクソは強いんです、察してくださいww
《カヴーの捕食者/Kavu Predator》がサイド後に1枚抜けるんだけど、もし2本目に《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》を見たら、カヴーを戻して何か別のものを抜きましょう。克服者がネックになるトロールあたりが無難でしょうか。
相手のハンマーは《カヴーの捕食者/Kavu Predator》がけん制するのでそこまで心配しなくてもいいかと思うが2本目で見て不安なら《クローサの掌握/Krosan Grip》を追加してもいいだろう。その際にはトロールとカメコロ以外のカードから何かを選ぼう。
相手によってはサイドから《苦花/Bitterblossom》も入ってくるんで《クローサの掌握/Krosan Grip》も一応選択肢だけど、まぁ3本目からでいい。
VS. ドラン
メイン7:3 サイド8:2
メインでは早いターンのドランがうざったいものの、ほとんどの場合ガラクがいなかったりデッキ全体のシナジーが薄い分エルフよりも組みしやすい。
《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege》が入っているタイプだと少々きついかもしれないけど、こっちもサイズ負けしにくいし、何より相手の生物が全て《トロールの苦行者/Troll Ascetic》で止めることが可能なので有利なことに変わりはないだろう。
サイドボーディング
>>OUT
先手
《カヴーの捕食者/Kavu Predator》1
《タルモゴイフ/Tarmogoyf》1
《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》1
《焦熱の裁き/Fiery Justice》2
後手
《カヴーの捕食者/Kavu Predator》1
《焦熱の裁き/Fiery Justice》4
>>IN
《剃刀毛のマスティコア/Razormane Masticore》2
《外身の交換/Crib Swap》1
《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》2
入れるものは同じ。
エルフ戦とは売って変わって《焦熱の裁き/Fiery Justice》を抜く。ドラン・カメコロ・タルモと揃っているので除去としてはあまり機能せず、巨大なカヴーも豊富な除去によって簡単に討ち取られてしまうから。それでも先手でのブン回りの可能性を残すのはその後のゲーム展開が立てやすいのでアリ。
でもソレよりもカヴーが糾弾で十分大きくなれるので優先。相手は恐怖・転置・黒契約のほかに《忘却の輪/Oblivion Ring》や《外身の交換/Crib Swap》といった白除去も使用してくるのでトロールが最強すぎるマッチアップでもある。
相手のハンマーに関してはエルフの時と同じ。このマッチアップなら相手が白除去を多用しているならカメコロは減らすのもあり。でもやっぱりトロールは絶対に減らさないように。
あと、《忘却の輪/Oblivion Ring》を割ろうとかは考えなくていい。いないとは思うけど、一応。
エルフと同じくたまに《苦花/Bitterblossom》入ってくるので、3本目に《クローサの掌握/Krosan Grip》入れてもいいとは思う。そこは好みで。《苦花/Bitterblossom》がサイドから入るエルフやドランと対戦したことがまだないんでわからないのが正直なところ。でも相性差が覆るほどではないと思うんだよなぁ。
VS. 青白マーフォーク
メイン7:3 サイド8:2
レポでも分かってもらえたと思うんだけど、基本的に圧勝。
ジャスティスがアドバンテージを取り、サイズで勝り、まさに横綱相撲で押し切れる。
相手の《アトランティスの王/Lord of Atlantis》と《潮刻みの神秘家/Tideshaper Mystic》もしくは《水大工の意思/Aquitect’s Will》を絡めた島渡りのブン回りだけが唯一の負けパターン。
また、《鏡編み/Mirrorweave》の突然死もありえるのでノーガードの殴り合いは避けたほうが無難。こちらは除去が有り余るほどあるので、ロードとシグさえ丁寧に除去すればまず負けないだろう。
あと、このマッチアップのキッチンが強くて、これで刻んでると相手がジリ貧になって結果的にアドバンテージを獲得することが多い。
サイドボーディング
>>OUT
《カヴーの捕食者/Kavu Predator》1
《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》1
《焦熱の裁き/Fiery Justice》1
《糾弾/Condemn》3
《外身の交換/Crib Swap》1
>>IN
《剃刀毛のマスティコア/Razormane Masticore》2
《耳障りな反応/Guttural Response》3
《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》2
(《クローサの掌握/Krosan Grip》2)
相手は展開力と物量で押してくるのでまずは糾弾と外身の交換をカット。残りははっきり言って怪しいんだけど、サイドから誘惑蒔きや《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》がかなりの確立で入ってきてカヴー&ジャスティスが少し弱くなるので減らす。
カメコロも能力を十分に生かしきれず他のビートダウン相手ほど強くないので減らすが、《アトランティスの王/Lord of Atlantis》が出ているとめちゃくちゃ強くなるので残しておく。実は《賢人の消火/Sage’s Dousing》のおかげちょっとタルモが大きくなりやすかったりもするので減らさないように。
入れるものでマスティコアとロクソハンマーは説明の必要がないだろう。レスポンスに関して、マーフォークはフェアリーほどカウンターが厚くないのでここまでしなくてもと思うかもしれないけど《謎めいた命令/Cryptic Command》がフィニッシュを兼ねていたり、《鏡編み/Mirrorweave》搭載のバージョンもあったりするので入れておいたほうが無難。
《クローサの掌握/Krosan Grip》を入れるかどうかなんだけど、マーフォークのサイド構成は《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》と《目覚ましヒバリ/Reveillark》、《太陽の槍/Sunlance》以外の部分がかなり多岐に渡るので相手によっては全くの無駄カードになりさがるため、なんとも言えない。《テフェリーの濠/Teferi’s Moat》か《鋸刃の矢/Serrated Arrows》、もしくはその両方が入ってるパターンとそのどちらも入っていないパターンは約半々か、前者が若干多いかだと個人的には思っている。2分の1だと仮定すると、個人的には相性がいいことを加味して2本目で見たら入れるという感じでいいと思う。もっとも、2本目で《テフェリーの濠/Teferi’s Moat》見なかった場合はかなりの確立で結果用紙に結果を書き込むことになってるとは思うんだけど。。。
気をつける点として、ライフが20だからといって、有利なマッチアップだからといって油断したら次の瞬間にライフが0になってるかもしれないこと。マーフォークってのはそういうデッキだ。
何度も繰り返すがプレイングさえしっかりしてれば滅多なことでは負けないマッチアップなので、当たったら喜んでいいと思う。正し、相手にそれが伝わらないように、だが。
→追記編Bに続く。正直長すぎた。読みにくいよね。ごめん。
VS. 青白ヒバリ・ガルガドンヒバリ
メイン3:7 サイド4:6〜5:5
ラスゴはもちろんきついし、ヒバリを中心にアドバンテージ差が開くのもつらい。誘惑蒔きやヴェンセールなど、こちらのコンセプトを否定するようなカードも多数存在している。
それでも、糾弾の存在や触れないトロールなど、相手とって脅威となるカードはないわけではないので、先手からこれらのカードを有効に使っていけばチャンスはある。
絶望的、というほどではないものの基本的に相性は悪い。
サイドーボーディング
>>OUT
《カヴーの捕食者/Kavu Predator》1
《焦熱の裁き/Fiery Justice》4
《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》3
>>IN
《原初の命令/Primal Command》2
《外身の交換/Crib Swap》1
《クローサの掌握/Krosan Grip》2
《突風線/Squall Line(TSP)》3
サイド後は幾分かマシになる。まずはブリンクでフィズられたり、ヒバリで簡単にアドバンテージを取り返されてしまう《焦熱の裁き/Fiery Justice》を全て抜いて、それに伴い《カヴーの捕食者/Kavu Predator》も減少。
このマッチアップに関してはカヴー→ジャスティスのブン回りも軽く対処されてしまうので必要ないかと。最近はガルガドンの入ったヒバリが多いので、誘惑蒔きで取られてエサにでもされたら洒落にならん。ジャスティス分合わせて0−2交換とか(涙
さらに、重くて愚鈍なクロックである《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》も抜く。
このマッチアップはコントロール対ビートダウンのセオリーどおりにテンポよく展開して攻めきるのが常套手段。ゲインランドを使って毎ターンカヴーのクロックをあげていくほうが、このマッチアップでは強い動きなんじゃないかな。あと、もちろんだけどこのマッチアップではミシュラランドも強い。《樹上の村/Treetop Village》3体起動してオーバーランで勝ち、なんてのはよくある。
3T目ガラクは正義。
VS. 青黒フェアリー
メイン5:5 サイド6:4
メインは互角程度の勝負になる。恐怖に加えて転置まで積んでる方だと若干苦労するかもしれないけれど。メインでは、ジャスティスとカメコロをめぐる攻防が重要だと思っていて、こちらはメインではジャスティスくらいしか盤面を抑えるカードがないので、これをいかに有効に使うかが重要。カメコロが場に出ればかなり有利に試合を運べるはず。とにかく攻めて相手から動かざるを得ない状況を作ることが出来ればそのまま押し切ることが可能になるね。
そうでなくても、基本サイズはエルフと同じくこちらの方が上なので、ガンガン攻めて言って苦花死を狙うプランも。
サイドボーディング
>>OUT
先手
《カヴーの捕食者/Kavu Predator》1
《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》3
《焦熱の裁き/Fiery Justice》2
《糾弾/Condemn》3
後手
《カヴーの捕食者/Kavu Predator》2
《焦熱の裁き/Fiery Justice》4
《糾弾/Condemn》3
>>IN
《外身の交換/Crib Swap》1
《突風線/Squall Line》3
《耳障りな反応/Guttural Response》3
《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》2
先手と後手で若干サイドボーディングが変わる。
このマッチアップも基本的にジャスティスがあまり強くないマッチアップなんだけど、先手の場合に限り2Tカヴー→3Tジャスティスのブン回りから押し切ることが可能なので、先手ではその可能性を残しておくためにジャスティスを2枚残しておく。後手では通る見込みがほぼ皆無なのと、《ウーナの末裔/Scion of Oona》でシャクられたりイイトコ無しなので全抜きで。
他にフェアリーに対してあまり芳しくないカードとして、キッチンと糾弾が挙げられるのですが、前者はまず相手サイドの生物と戦闘を行うことができず、ブロックはできないし攻撃に転じたところで《苦花/Bitterblossom》に生殺しにされてしいます。ただ、後手の場合はライフレースを有利にするために残しておいて損はないかと思います。戦闘にならなければ《糾弾/Condemn》が強そうに思えるんだけど、軽いばかりに《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》の格好の的となり、《苦花/Bitterblossom》トークンやミシュラ土地を中心に攻められた場合にはあまりおいしくない交換となってしまうので個人的には抜いてしまいたい。
サイドからは、定番の《突風線/Squall Line》と、青命令を抑える《耳障りな反応/Guttural Response》が。《突風線/Squall Line》はともかく、《耳障りな反応/Guttural Response》についてはまだまだ色々試す必要があるみたいで、デッキの割りにカードが受身過ぎるかな、とも思うけど、強いことに変わりはないので及第点ではあるかと。このカードのおかげで相手にとって致命傷となるカメコロ・ガラク・ロクソをねじ込めるのでそれだけでかなりの優位に立てる。《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》は言うに及ばず。相手が苦花をコントロールしている場合は1度でもコレをつけて殴れば倍近くライフレースを先行できるのでそれ以降の攻防が非常に楽になる。
緑系アグロがフェアリーと戦う場合にガラクがあまり強くない話をチラッと聞いたことがありますが、僕はそんなことはないと思います。確かに重いわけなんですが、苦花で減ったライフを一気に持っていったり、ノーコストでクロック展開したり火葬のマナを残したりと相手にとってはかなりの脅威だと思います。戦闘にならないので死に安くはありますが、返しでの攻撃が通りやすくなったりするときもあるし、逆に言えば攻撃することでしかフェアリーは場に出たプレインズウォーカーの対処ができないわけですから、対処されなければ勝ちに繋がるわけです。俺からすれば残しておきたいカードの一つ。
あぁ、それから、なんで《クローサの掌握/Krosan Grip》いれないのかってとこなんだけど、《苦花/Bitterblossom》を3マナと1ターンかけて割るくらいならその分ダメージレースを先行させたい。そこからそのまま押し切ったり苦花死させられたりするからね。《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》が勝手に相殺されたりして、カヴーが実はチラッっと有効になるんだよね。友情コンボってやつw
VS. 黒緑エルフ
メイン6:4 サイド7:3
基本的に有利なマッチアップ。ガラクとカメコロを巡る攻防が鍵になってくるんだけど、こっちにはメインから相手の触れない7体の生物と肥大化するトランプル持ちに多様な除去と、有利な部分か多いので心配には至らないと思う。ロードやうざい克服者を丁寧に除去すればそうそうは負けないはず。
相手にもカメコロやガラクは入ってるわけなんだけど、こちらだけ用意に対処可能っていうんじゃ楽だよね。
それでも、8枚のミシュラランドや克服者、相手にもガラクがいたり、黒命令での突然死があったりするので、ライフやプレイングには注意が必要。
サイドボーディング
>>OUT
先手
《カヴーの捕食者/Kavu Predator》1
《タルモゴイフ/Tarmogoyf》1
《糾弾/Condemn》3
後手
《カヴーの捕食者/Kavu Predator》1
《焦熱の裁き/Fiery Justice》1
《糾弾/Condemn》3
>>IN
先手
《剃刀毛のマスティコア/Razormane Masticore》2
《外身の交換/Crib Swap》1
《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》2
サイド後、相手は除去祭りなのでカヴーとタルモの信頼度は若干低いので減らす。
後手だとタルモの数が少ないと不安だし、ジャスティス自身相手の展開についていけないこともあるので1枚削ります。
糾弾もミシュラランドとか裁けて結構偉いんだけどサイドにもっと強いカードがあるし、いつでも強いわけではなく、後手後手に回るスペルなのでいらないだろう。
サイドインするカードは3種類。マスティコアはこの手のデッキに対しては鉄板生物で、外身の交換はメインから除去を減らすので相手のカメコロなどをケアするために追加除去として。
ロクソは強いんです、察してくださいww
《カヴーの捕食者/Kavu Predator》がサイド後に1枚抜けるんだけど、もし2本目に《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》を見たら、カヴーを戻して何か別のものを抜きましょう。克服者がネックになるトロールあたりが無難でしょうか。
相手のハンマーは《カヴーの捕食者/Kavu Predator》がけん制するのでそこまで心配しなくてもいいかと思うが2本目で見て不安なら《クローサの掌握/Krosan Grip》を追加してもいいだろう。その際にはトロールとカメコロ以外のカードから何かを選ぼう。
相手によってはサイドから《苦花/Bitterblossom》も入ってくるんで《クローサの掌握/Krosan Grip》も一応選択肢だけど、まぁ3本目からでいい。
VS. ドラン
メイン7:3 サイド8:2
メインでは早いターンのドランがうざったいものの、ほとんどの場合ガラクがいなかったりデッキ全体のシナジーが薄い分エルフよりも組みしやすい。
《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege》が入っているタイプだと少々きついかもしれないけど、こっちもサイズ負けしにくいし、何より相手の生物が全て《トロールの苦行者/Troll Ascetic》で止めることが可能なので有利なことに変わりはないだろう。
サイドボーディング
>>OUT
先手
《カヴーの捕食者/Kavu Predator》1
《タルモゴイフ/Tarmogoyf》1
《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》1
《焦熱の裁き/Fiery Justice》2
後手
《カヴーの捕食者/Kavu Predator》1
《焦熱の裁き/Fiery Justice》4
>>IN
《剃刀毛のマスティコア/Razormane Masticore》2
《外身の交換/Crib Swap》1
《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》2
入れるものは同じ。
エルフ戦とは売って変わって《焦熱の裁き/Fiery Justice》を抜く。ドラン・カメコロ・タルモと揃っているので除去としてはあまり機能せず、巨大なカヴーも豊富な除去によって簡単に討ち取られてしまうから。それでも先手でのブン回りの可能性を残すのはその後のゲーム展開が立てやすいのでアリ。
でもソレよりもカヴーが糾弾で十分大きくなれるので優先。相手は恐怖・転置・黒契約のほかに《忘却の輪/Oblivion Ring》や《外身の交換/Crib Swap》といった白除去も使用してくるのでトロールが最強すぎるマッチアップでもある。
相手のハンマーに関してはエルフの時と同じ。このマッチアップなら相手が白除去を多用しているならカメコロは減らすのもあり。でもやっぱりトロールは絶対に減らさないように。
あと、《忘却の輪/Oblivion Ring》を割ろうとかは考えなくていい。いないとは思うけど、一応。
エルフと同じくたまに《苦花/Bitterblossom》入ってくるので、3本目に《クローサの掌握/Krosan Grip》入れてもいいとは思う。そこは好みで。《苦花/Bitterblossom》がサイドから入るエルフやドランと対戦したことがまだないんでわからないのが正直なところ。でも相性差が覆るほどではないと思うんだよなぁ。
VS. 青白マーフォーク
メイン7:3 サイド8:2
レポでも分かってもらえたと思うんだけど、基本的に圧勝。
ジャスティスがアドバンテージを取り、サイズで勝り、まさに横綱相撲で押し切れる。
相手の《アトランティスの王/Lord of Atlantis》と《潮刻みの神秘家/Tideshaper Mystic》もしくは《水大工の意思/Aquitect’s Will》を絡めた島渡りのブン回りだけが唯一の負けパターン。
また、《鏡編み/Mirrorweave》の突然死もありえるのでノーガードの殴り合いは避けたほうが無難。こちらは除去が有り余るほどあるので、ロードとシグさえ丁寧に除去すればまず負けないだろう。
あと、このマッチアップのキッチンが強くて、これで刻んでると相手がジリ貧になって結果的にアドバンテージを獲得することが多い。
サイドボーディング
>>OUT
《カヴーの捕食者/Kavu Predator》1
《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》1
《焦熱の裁き/Fiery Justice》1
《糾弾/Condemn》3
《外身の交換/Crib Swap》1
>>IN
《剃刀毛のマスティコア/Razormane Masticore》2
《耳障りな反応/Guttural Response》3
《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》2
(《クローサの掌握/Krosan Grip》2)
相手は展開力と物量で押してくるのでまずは糾弾と外身の交換をカット。残りははっきり言って怪しいんだけど、サイドから誘惑蒔きや《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》がかなりの確立で入ってきてカヴー&ジャスティスが少し弱くなるので減らす。
カメコロも能力を十分に生かしきれず他のビートダウン相手ほど強くないので減らすが、《アトランティスの王/Lord of Atlantis》が出ているとめちゃくちゃ強くなるので残しておく。実は《賢人の消火/Sage’s Dousing》のおかげちょっとタルモが大きくなりやすかったりもするので減らさないように。
入れるものでマスティコアとロクソハンマーは説明の必要がないだろう。レスポンスに関して、マーフォークはフェアリーほどカウンターが厚くないのでここまでしなくてもと思うかもしれないけど《謎めいた命令/Cryptic Command》がフィニッシュを兼ねていたり、《鏡編み/Mirrorweave》搭載のバージョンもあったりするので入れておいたほうが無難。
《クローサの掌握/Krosan Grip》を入れるかどうかなんだけど、マーフォークのサイド構成は《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》と《目覚ましヒバリ/Reveillark》、《太陽の槍/Sunlance》以外の部分がかなり多岐に渡るので相手によっては全くの無駄カードになりさがるため、なんとも言えない。《テフェリーの濠/Teferi’s Moat》か《鋸刃の矢/Serrated Arrows》、もしくはその両方が入ってるパターンとそのどちらも入っていないパターンは約半々か、前者が若干多いかだと個人的には思っている。2分の1だと仮定すると、個人的には相性がいいことを加味して2本目で見たら入れるという感じでいいと思う。もっとも、2本目で《テフェリーの濠/Teferi’s Moat》見なかった場合はかなりの確立で結果用紙に結果を書き込むことになってるとは思うんだけど。。。
気をつける点として、ライフが20だからといって、有利なマッチアップだからといって油断したら次の瞬間にライフが0になってるかもしれないこと。マーフォークってのはそういうデッキだ。
何度も繰り返すがプレイングさえしっかりしてれば滅多なことでは負けないマッチアップなので、当たったら喜んでいいと思う。正し、相手にそれが伝わらないように、だが。
→追記編Bに続く。正直長すぎた。読みにくいよね。ごめん。
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