《10 対 1111 その1》
by Rich Hagon
さぁ、ちょっとバカでおかしな僕が、残りの1111人が日曜日の最後見届けることになるであろう、その名を書き留めておくべき10人の精鋭の名前を挙げてみようと思う。それから、僕の仲間のカバレッジライターであるTim Willoughbyに僕がコイントスで勝ったから、僕が選ぶ10人がどこからやって来たのか選んでいいことになったんだよね!答えは簡単さ。合衆国の外からやって来たのが丁度、ほんの約10名のプレイヤーで、しかもその全員が『マジック血統書』と来たもんで、簡単な選択だったよ。
さぁ、これが僕の選んだ10人だ。あぁ、それから、勝者はよくここからら生まれるってのは、覚えときなよ。ここに来て最初に聞いたかもしれないけどね。
Paulo Vitor Damo Da Rosaは、ハリウッドでのトップ8入賞が記憶に新しい、3度のプロツアーサンデー経験と、3度のグランプリで最後のテーブルに座った経験を持つブラジル人だ。レベル7のプロの魔法使いで、今期既に14点のプロポイントを獲得している。彼の2009年のプロプレイヤーとしての地位はすでに安泰だと言っていいだろう。僕が選ぶ2人目のブラジル人は必ずしも君が予想する人物とは限らない。Willy Edelは今回は欠席みたいだけれど、その代わりにとても価値ある代役を僕のチェックリストに残してくれた。Carlos Romao、2002年の世界王者だ。
Remi Foster -フランスのプロツアー・ヴァレンシア王者はしばらくなりを潜めていたけれど、先のグランプリ・バーミンガムにて妖精たちとともに一気に決勝戦まで駆け上がった。これは余り奮わなかった前半戦からのいい景気づけになったはずだ。
Rephael Levy-このリスト2人目のフランス人は、前期のプレイヤー・ブ・ジ・イヤー・レースにおいて6位につけ、いつでも、どの分野においても優れていることを今一度知らしめようとしている。ここ最近のブリュッセル、バーミンガムと立て続けのトップ8進出がそれを証明している。
Gabriel Nassifは予想外の参加者だが、アメリカ中で彼を手招きするビジネスにつられて彼は再び、呪文を唱える時間をとった。ハリウッドでは2日目進出を果たしたものの、期待通りの結果とは言えないもだった。でも彼の名には8回にも及ぶプロツアー・サンデー経験という箔がついている。多すぎるよな。
僕が選ぶ最後のフランス人は今おそらく生きているマジックプレイヤー中最強、もしくは、少なくともたまに結果を残すのではなく、常に最前線にいるプレイヤーの中では最高のプレイヤーだろう。そう、Guillaume Wafo-Tapa、先のハリウッド2日目終了時点では、13位という酷い(これ、皮肉だからね)成績に終った。このゲームの歴史の中で、面と向かってプレイヤーに心の底から本当にTOP8入りを予測できるなんてのはそうそうあることじゃない。彼はそれだけのものを持っているんだ、シールド戦が弱点(*1)であるかもしれないけれど。
続いて紹介するのはヨーロッパでよく見かける3人の日本人旅行者のうちの2人。プレイヤー・オブ・ジ・イヤー獲得者の斉藤友晴。正直言って、彼がそのタイトルを保持する可能性は極めて低いーもっとも、彼がこのサマー・シーズンの間にプレイヤー・オブ・ジ・イヤーに返り咲くだけの成績を挙げなければ、の話だが。そう意味で、今この記事を書いているこの瞬間もっとも有望株であるのが中村修平、ハリウッドでの準決勝進出により5度目のプロツアー・サンデー進出を果たした。中村は現在34点のプロポイントを持ってプレイヤー・オブ・ジ・イヤ・レースを牽引しており、今シーズンをグランプリ・スタットガルトでの優勝で飾るという素晴らしいスタートを切っている。
お次は、このチームに大歓迎、オランダのJelger Wiegersmaだ。僕らが質問してみたプロの中でこのイベントの海外参加者での優勝者候補として最も名前が挙がったのが彼だ。2桁のグランプリトップ8進出経験を持つ8人のプロプレイヤーの一人であり、2004年のプロツアー・シアトル優勝と、この北アメリカの地でのプロツアー優勝経験もある。
そして、最後に紹介したいライバルは、Sam Gomersall。かつて、もっとも活動的なマジック・オンラインプレイヤーとして世界中にその名を知らしめた男であるが、約18ヶ月もの間ゲームから遠ざかっていた。しかし、2006のリミテッドグランプリ(Grand Prix: Hasselt 2006)をプレイングスキルのみを駆使して戴冠し、恐れられる存在となった。
さぁ、以上だ。残りの1111人のことはもう忘れていい。これらが、この大会の佳境で必要な10の名前たちだ:
Paulo Vitor Damo Da Rosa
Carlos Romao
Remi Fortier
Raphael Levy
Gabriel Nassif
Guillaume Wafo-Tapa
斉藤友晴
中村修平
Jelger Wiegersma
Sam Gomersall
さぁ、Tim Willoughby, 君の番だぜ。
(*) -訳注
1, 原文は”Sealed might be an Achilles heel.”アキレス腱のことで、ギリシャ神話の一説から来てるので『弱点』と訳させてもらいました。日本語でいう『弁慶の泣き所』的な用法ですね。
by Rich Hagon
さぁ、ちょっとバカでおかしな僕が、残りの1111人が日曜日の最後見届けることになるであろう、その名を書き留めておくべき10人の精鋭の名前を挙げてみようと思う。それから、僕の仲間のカバレッジライターであるTim Willoughbyに僕がコイントスで勝ったから、僕が選ぶ10人がどこからやって来たのか選んでいいことになったんだよね!答えは簡単さ。合衆国の外からやって来たのが丁度、ほんの約10名のプレイヤーで、しかもその全員が『マジック血統書』と来たもんで、簡単な選択だったよ。
さぁ、これが僕の選んだ10人だ。あぁ、それから、勝者はよくここからら生まれるってのは、覚えときなよ。ここに来て最初に聞いたかもしれないけどね。
Paulo Vitor Damo Da Rosaは、ハリウッドでのトップ8入賞が記憶に新しい、3度のプロツアーサンデー経験と、3度のグランプリで最後のテーブルに座った経験を持つブラジル人だ。レベル7のプロの魔法使いで、今期既に14点のプロポイントを獲得している。彼の2009年のプロプレイヤーとしての地位はすでに安泰だと言っていいだろう。僕が選ぶ2人目のブラジル人は必ずしも君が予想する人物とは限らない。Willy Edelは今回は欠席みたいだけれど、その代わりにとても価値ある代役を僕のチェックリストに残してくれた。Carlos Romao、2002年の世界王者だ。
Remi Foster -フランスのプロツアー・ヴァレンシア王者はしばらくなりを潜めていたけれど、先のグランプリ・バーミンガムにて妖精たちとともに一気に決勝戦まで駆け上がった。これは余り奮わなかった前半戦からのいい景気づけになったはずだ。
Rephael Levy-このリスト2人目のフランス人は、前期のプレイヤー・ブ・ジ・イヤー・レースにおいて6位につけ、いつでも、どの分野においても優れていることを今一度知らしめようとしている。ここ最近のブリュッセル、バーミンガムと立て続けのトップ8進出がそれを証明している。
Gabriel Nassifは予想外の参加者だが、アメリカ中で彼を手招きするビジネスにつられて彼は再び、呪文を唱える時間をとった。ハリウッドでは2日目進出を果たしたものの、期待通りの結果とは言えないもだった。でも彼の名には8回にも及ぶプロツアー・サンデー経験という箔がついている。多すぎるよな。
僕が選ぶ最後のフランス人は今おそらく生きているマジックプレイヤー中最強、もしくは、少なくともたまに結果を残すのではなく、常に最前線にいるプレイヤーの中では最高のプレイヤーだろう。そう、Guillaume Wafo-Tapa、先のハリウッド2日目終了時点では、13位という酷い(これ、皮肉だからね)成績に終った。このゲームの歴史の中で、面と向かってプレイヤーに心の底から本当にTOP8入りを予測できるなんてのはそうそうあることじゃない。彼はそれだけのものを持っているんだ、シールド戦が弱点(*1)であるかもしれないけれど。
続いて紹介するのはヨーロッパでよく見かける3人の日本人旅行者のうちの2人。プレイヤー・オブ・ジ・イヤー獲得者の斉藤友晴。正直言って、彼がそのタイトルを保持する可能性は極めて低いーもっとも、彼がこのサマー・シーズンの間にプレイヤー・オブ・ジ・イヤーに返り咲くだけの成績を挙げなければ、の話だが。そう意味で、今この記事を書いているこの瞬間もっとも有望株であるのが中村修平、ハリウッドでの準決勝進出により5度目のプロツアー・サンデー進出を果たした。中村は現在34点のプロポイントを持ってプレイヤー・オブ・ジ・イヤ・レースを牽引しており、今シーズンをグランプリ・スタットガルトでの優勝で飾るという素晴らしいスタートを切っている。
お次は、このチームに大歓迎、オランダのJelger Wiegersmaだ。僕らが質問してみたプロの中でこのイベントの海外参加者での優勝者候補として最も名前が挙がったのが彼だ。2桁のグランプリトップ8進出経験を持つ8人のプロプレイヤーの一人であり、2004年のプロツアー・シアトル優勝と、この北アメリカの地でのプロツアー優勝経験もある。
そして、最後に紹介したいライバルは、Sam Gomersall。かつて、もっとも活動的なマジック・オンラインプレイヤーとして世界中にその名を知らしめた男であるが、約18ヶ月もの間ゲームから遠ざかっていた。しかし、2006のリミテッドグランプリ(Grand Prix: Hasselt 2006)をプレイングスキルのみを駆使して戴冠し、恐れられる存在となった。
さぁ、以上だ。残りの1111人のことはもう忘れていい。これらが、この大会の佳境で必要な10の名前たちだ:
Paulo Vitor Damo Da Rosa
Carlos Romao
Remi Fortier
Raphael Levy
Gabriel Nassif
Guillaume Wafo-Tapa
斉藤友晴
中村修平
Jelger Wiegersma
Sam Gomersall
さぁ、Tim Willoughby, 君の番だぜ。
(*) -訳注
1, 原文は”Sealed might be an Achilles heel.”アキレス腱のことで、ギリシャ神話の一説から来てるので『弱点』と訳させてもらいました。日本語でいう『弁慶の泣き所』的な用法ですね。
コメント