Feature Match Round 4 - Raphael Levy vs. Mark Herberholz
by Brian David-Marshall
『俺、今日は一日Nassifの草履を温めてなきゃいけないよ』 (※1)と言うのはHerberholz、夕べ徹夜で飲み明かしたせいで今日プレイするデッキを持っていなかったのだ。彼はNassifの予備デッキが、この週末で彼の目標を達成するのに十分だと考えた。それはNassifがプロツアーを制するのに十分な力を持ち、京都を制したデッキにこれほどなく似通っていた―Herberholzはこのデッキがまだ幾分かの勝利をもたらす可能性があると信じたのだ。
一方のRaphael Levy、彼のほんのわずかな時間の成功に満ちたZooへの浮気に至るまでは、彼は常に鳥かエルフからの2ターン目の強力な3マナ圏の着地を可能とするデッキを使い続けていた。そして、今大会における彼のデッキ選択であるドランは再びその型に回帰する形となっている。
[Game 1]
Raphael Levyは、Markが《鮮烈な岩山/Vivid Crag》をただ場に出すのみにとどまる間に、《貴族の教主/Noble Hierarch》でこの試合の幕を開け、続くターンには《結び蔦の聖騎士/Knotvine Paladin》を送り出す。さらに続くターンには、Levyは追加の《結び蔦の聖騎士/Knotvine Paladin》と《ツリーフォークの先触れ/Treefolk Harbinger》を繰り出し、その能力によって《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower》を更なる脅威として用意し、Markに《聖騎士》で8点のダメージを与える。Markは自身のアンタップを迎えると注意深く3枚目の土地をセットしながら《聖騎士》の能力を確認する。 『こいつの能力ってスタックに乗るんだよな?』と質問するMarkの目は自分の手札にある《火山の流弾/Volcanic Fallout》を見つめていた。Raphは《ドラン》をプレイすると、2体の《聖騎士》と《先触れ》で攻め立てる。Markは《流弾》によって1度に4体のクリーチャーを一掃することに成功するが、場に残された《ドラン》と《先触れ》はわずかに残されたMarkのライフを食い尽くすには十分だった。
[Game 2]
この第2ゲーム、Raphは2枚目の土地を見つけることが出来なかったが、3ターン目には彼のデッキにある4枚全ての《教主》を全て場に送り出した。Markは対象のない《砕けた野望/Broken Ambitions》を手札に抱えたままじっと座っている。《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》が解決され、Raphは《教主》で4点の攻撃を行う。Markは続くRaphのアップキープに《流弾》を撃ち込むがRaphは冷静に自らの《教主》に《流刑への道/Path to Exile》を撃ち、切望していた3枚目の土地を獲得する―彼は前のターンに《つぶやき林/Murmuring Bosk》を手に入れていたのだ。Markが《熟考漂い》でタップアウトしている隙に《先触れ》を解決し、《ドラン》を探す、続くRaphのターンにその《熟考漂い》は《先触れ》の前に立ちはだかる。《神聖なる埋葬/Hallowed Burial》によって一旦場がキレイになるも、Raphは続けて《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege》を送り出す。だが、それはさらに《羽毛覆い/Plumeveil》に阻まれる。
《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon》がMarkの場に降り立つ。Raphは《ドラゴン》の本体を《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》で葬る。Markはさらに追加の《ドラゴン》を場に出し、Raphも2枚目の《脈動》それに答えるが、まだその《ドラゴン》の置き土産に対応しなければならない。Markが《ドラン》に対して撃った《砕けた野望》の激突から、《謎めいた命令/Cryptic Command》がめくれるとRaphはそれ以上の抵抗を辞め、3ゲーム目と進むこととなった。
[Game 3]
1回のマリガンを経てLevyは《教主》から2ターン目に《嫌がらせ屋》と力強いスタートを切る。X=1の《砕けた野望》が飛んでくる可能性を考えてRaphは《結び蔦の神秘家/Knotvine Mystic》(※2)を1ターン遅れで、それをカバーするマナを用意した上で場に送り出す。Markは再度《流弾》を放つが、先のゲーム同様、Raphも《流刑》によって後続のための更なるマナを用意する。Raphが自身の《樹上の村/Treetop Village》を起動して攻勢に移ろうとするが、Markは《謎めいた命令》でそれをタップし、1ドローをする。Markは通常コストで《熟考漂い》をプレイするが、Raphが《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege》をキャストするに至って《嫌がらせ屋》と交換とはいかない。続くターンでMarkは自身の《脈動》でその《嫌がらせ屋》を処理してみせる。Raphがホノルル・チャンピオンに《思考囲い/Thoughtseize》をお見舞いするとその手札からは《砕けた野望》・《謎めいた命令》・《エスパーの魔除け/Esper Charm》と2枚の土地が公開される。Raphは《命令》ではなく《魔除け》を落とすことを選び、《聖騎士》をプレイ、MarkはRaphが追加コストを払うのに十分のマナを有していることを知りながらも激突を行うために《砕けた野望》をそれに打ち込む。RaphはそれによってMarkのライブラリーから《流弾》が公開されると、目に見えて落胆してしまう。
それでも、Raphの《村》が果敢に攻撃を繰り返し、Markのライフは気が付けば2まで落ち込んでいた、しかし《熟考漂い》の助けを得ながらMarkは《原初の命令/Primal Command》をキャストすることに成功。7点のライフを獲得して自身のライフを9とし、さらに《ドラゴン》を探し出す。彼はさらに《熟考漂い》で空から2点のダメージをも追加する。MarkはRaphの《ドラン》には《霊魂放逐/Remove Soul》という回答を用意しており、彼のライフは《村》の攻撃によって6となるが、《ドラゴン》が後に控えているにあたって、Raphは彼の手を伸ばした。
Final Result: Mark Herberholz wins 2 - 1
※
1-まぁ、要するにデッキを丸ごと貸してもらったHerberholzはNassifに今週末頭が上がらないってことで、直訳すると『椅子を揺らしてやらないといけない』とかになるんですが、折角なので日本的表現で訳してみました。秀吉のエピソードですね。
2-たぶん《結び蔦の聖騎士/Knotvine Paladin》の誤植だと思うんですが、レシピが不明なので一応そのままにしておきます。
つーか、Herberholz徹夜飲み明けかよ、スゲーなww
by Brian David-Marshall
『俺、今日は一日Nassifの草履を温めてなきゃいけないよ』 (※1)と言うのはHerberholz、夕べ徹夜で飲み明かしたせいで今日プレイするデッキを持っていなかったのだ。彼はNassifの予備デッキが、この週末で彼の目標を達成するのに十分だと考えた。それはNassifがプロツアーを制するのに十分な力を持ち、京都を制したデッキにこれほどなく似通っていた―Herberholzはこのデッキがまだ幾分かの勝利をもたらす可能性があると信じたのだ。
一方のRaphael Levy、彼のほんのわずかな時間の成功に満ちたZooへの浮気に至るまでは、彼は常に鳥かエルフからの2ターン目の強力な3マナ圏の着地を可能とするデッキを使い続けていた。そして、今大会における彼のデッキ選択であるドランは再びその型に回帰する形となっている。
[Game 1]
Raphael Levyは、Markが《鮮烈な岩山/Vivid Crag》をただ場に出すのみにとどまる間に、《貴族の教主/Noble Hierarch》でこの試合の幕を開け、続くターンには《結び蔦の聖騎士/Knotvine Paladin》を送り出す。さらに続くターンには、Levyは追加の《結び蔦の聖騎士/Knotvine Paladin》と《ツリーフォークの先触れ/Treefolk Harbinger》を繰り出し、その能力によって《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower》を更なる脅威として用意し、Markに《聖騎士》で8点のダメージを与える。Markは自身のアンタップを迎えると注意深く3枚目の土地をセットしながら《聖騎士》の能力を確認する。 『こいつの能力ってスタックに乗るんだよな?』と質問するMarkの目は自分の手札にある《火山の流弾/Volcanic Fallout》を見つめていた。Raphは《ドラン》をプレイすると、2体の《聖騎士》と《先触れ》で攻め立てる。Markは《流弾》によって1度に4体のクリーチャーを一掃することに成功するが、場に残された《ドラン》と《先触れ》はわずかに残されたMarkのライフを食い尽くすには十分だった。
[Game 2]
この第2ゲーム、Raphは2枚目の土地を見つけることが出来なかったが、3ターン目には彼のデッキにある4枚全ての《教主》を全て場に送り出した。Markは対象のない《砕けた野望/Broken Ambitions》を手札に抱えたままじっと座っている。《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》が解決され、Raphは《教主》で4点の攻撃を行う。Markは続くRaphのアップキープに《流弾》を撃ち込むがRaphは冷静に自らの《教主》に《流刑への道/Path to Exile》を撃ち、切望していた3枚目の土地を獲得する―彼は前のターンに《つぶやき林/Murmuring Bosk》を手に入れていたのだ。Markが《熟考漂い》でタップアウトしている隙に《先触れ》を解決し、《ドラン》を探す、続くRaphのターンにその《熟考漂い》は《先触れ》の前に立ちはだかる。《神聖なる埋葬/Hallowed Burial》によって一旦場がキレイになるも、Raphは続けて《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege》を送り出す。だが、それはさらに《羽毛覆い/Plumeveil》に阻まれる。
《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon》がMarkの場に降り立つ。Raphは《ドラゴン》の本体を《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》で葬る。Markはさらに追加の《ドラゴン》を場に出し、Raphも2枚目の《脈動》それに答えるが、まだその《ドラゴン》の置き土産に対応しなければならない。Markが《ドラン》に対して撃った《砕けた野望》の激突から、《謎めいた命令/Cryptic Command》がめくれるとRaphはそれ以上の抵抗を辞め、3ゲーム目と進むこととなった。
[Game 3]
1回のマリガンを経てLevyは《教主》から2ターン目に《嫌がらせ屋》と力強いスタートを切る。X=1の《砕けた野望》が飛んでくる可能性を考えてRaphは《結び蔦の神秘家/Knotvine Mystic》(※2)を1ターン遅れで、それをカバーするマナを用意した上で場に送り出す。Markは再度《流弾》を放つが、先のゲーム同様、Raphも《流刑》によって後続のための更なるマナを用意する。Raphが自身の《樹上の村/Treetop Village》を起動して攻勢に移ろうとするが、Markは《謎めいた命令》でそれをタップし、1ドローをする。Markは通常コストで《熟考漂い》をプレイするが、Raphが《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege》をキャストするに至って《嫌がらせ屋》と交換とはいかない。続くターンでMarkは自身の《脈動》でその《嫌がらせ屋》を処理してみせる。Raphがホノルル・チャンピオンに《思考囲い/Thoughtseize》をお見舞いするとその手札からは《砕けた野望》・《謎めいた命令》・《エスパーの魔除け/Esper Charm》と2枚の土地が公開される。Raphは《命令》ではなく《魔除け》を落とすことを選び、《聖騎士》をプレイ、MarkはRaphが追加コストを払うのに十分のマナを有していることを知りながらも激突を行うために《砕けた野望》をそれに打ち込む。RaphはそれによってMarkのライブラリーから《流弾》が公開されると、目に見えて落胆してしまう。
それでも、Raphの《村》が果敢に攻撃を繰り返し、Markのライフは気が付けば2まで落ち込んでいた、しかし《熟考漂い》の助けを得ながらMarkは《原初の命令/Primal Command》をキャストすることに成功。7点のライフを獲得して自身のライフを9とし、さらに《ドラゴン》を探し出す。彼はさらに《熟考漂い》で空から2点のダメージをも追加する。MarkはRaphの《ドラン》には《霊魂放逐/Remove Soul》という回答を用意しており、彼のライフは《村》の攻撃によって6となるが、《ドラゴン》が後に控えているにあたって、Raphは彼の手を伸ばした。
Final Result: Mark Herberholz wins 2 - 1
※
1-まぁ、要するにデッキを丸ごと貸してもらったHerberholzはNassifに今週末頭が上がらないってことで、直訳すると『椅子を揺らしてやらないといけない』とかになるんですが、折角なので日本的表現で訳してみました。秀吉のエピソードですね。
2-たぶん《結び蔦の聖騎士/Knotvine Paladin》の誤植だと思うんですが、レシピが不明なので一応そのままにしておきます。
つーか、Herberholz徹夜飲み明けかよ、スゲーなww
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