Feature Match Round 7 - Sean McKeown vs. Joel Calafell
by Rich Hagon
毎回イベントカバレッジを熱心に読んでくれてる読者ならば、Joel Clafellが今日、一体何のデッキを使用しているのか、彼の続けざまのグランプリでエリートクラブに参加せんしているところを見てくれればわかるだろう。"壊れてないなら、直す必要はない"を信条に昨年のプロツアー・クアラルンプールにて輝かしい初のTOP8入賞を果たした、彼のスペイン人は、スワンアサルトデッキを使用している。対するテーブルの反対側に座っているのはstarcitygames.comで長年コラムを書き続けているSean McKeownだ。両者共にここまでを全勝で駆け抜けてきており(Calafellは3bye、McKeownはわずか1byeだ。)、ここでの勝者には2日目が約束されることになるだろう。
[Game 1]
6枚へのマリガンを経ながら、変わり映えしない手札をキープするCalafellに対して、McKeownは《運命の大立者/Figure of Destiny》を公開しながらの《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart》という力強いスタートを切る。《大立者》が続くターンに戦線に加わり、すぐさま2/2に成長する。《皺だらけの主/Wizened Cenn》がチームを強化し、Clalfellのライフは早くもわずか8となってしまう。ここでCalafellが動き出し、《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》を送り出し、当然続唱からは《突撃の地鳴り/Seismic Assault》がめくれ、即座に《主》を撃ち落とす。McKeownはさらに2点のダメージを与えてCalafellのライフを6とする、そして・・・
《ブリン・アーゴルの白鳥/Swans of Bryn Argoll》。もし、次の5分間別の場所で何か建設的なことをやりたければどうぞご自由に。僕はそうさせてもらうよ。
・・・
・・・
Calafell 1 - McKeown 0
そこの好奇心旺盛な君のために言っておくと、Calafellは《地鳴り》の効果で彼の山のような数の土地を《白鳥》に向かって指し示し続けて、2枚づつカードを引いていった。その内1枚が土地で、彼はさらに繰り返す。繰り返す、繰り返す、繰り返す・・・。でもってたまには・・・というかほとんどの場合、2枚の土地がライブラリのトップから降ってきて1枚の余りができる、そうして時が来ればMcKeown目掛けて撃つ準備が出来る。9枚の土地が手札に溜まり、18点のライフは1瞬で0になった。どうかな?やっぱりプレイを1つずつ丁寧に解説したほうがいいだろう?
ははは・・・。
[Game 2]
7枚の手札をキープしながらMcKeownは、第2ゲームを《大立者》でスタートさせる、1点のダメージを与え、さらに《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》が戦線に加わる。Calafellがゆったりと《背骨岩の小山/Spinerock Knoll》の秘匿能力を解決する内に、McKeownはさらに3点のダメージを与え、ここでサイドボードカードである《沈黙のオーラ/Aura of Silence》が登場、《地鳴り》の登場を遅らせ、それを止めてしまおうとする。《風立ての高地/Windbrisk Heights》来る後のターンのために何かを用意し、追加の《騎士》が加わる、つまり"後"ってのは早ければ次のターンだ。Calafellはタップアウトをしながら《白鳥》を場に送り出す。コンボのキーカードでありながら、そのパワー・タフネスも優れている・・・のだが、《流刑への道/Path to Exile》の前にお払い箱となってしまう。McKeownはさらに6点のダメージを与えて、Calafellには同じ6点のライフしか残されていない。ダメ押しとばかりに《地鳴り》指定の《真髄の針/Pithing Needle》をMcKeownはプレイ。
続いてCalafellは《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》をプレイ、《地鳴り》をプレイするために追加の2マナを払うかどうか、少し考えた後でそれを払うのだが、それはあまり現実的とは言い難く、McKeownが2枚目の《PtE》を公開して《エルフ》を葬り、彼のキスキンの群れが勝利の行進を行うための道をこじ開けた。
Calafell 1 - McKeown 1
[Game 3]
1つのマッチの中で1度だけ、Calafellは先攻を選ぶことができる、というアドバンテージを得ることができる。このアドバンテージは1つマリガンを取ることで若干薄れてしまい、彼は《反射池/Reflecting Pool》でゲームの口火を切る。McKeownは2ターンに《重鎮》でアタック、《高地》をセットしながら《大立者》を戦線に加える。
3ターン目はCalafellにとって大きなもので、ナチュラルドローから《突撃の地鳴り/Seismic Assault》をセットする。『こりゃあ、あんまり楽しくないなぁ』 と控えめな愚痴をこぼすMcKeown。しかしながら彼は、《幽体の行列/Spectral Procession》によってプレッシャーを与え続ける。Calafellはタップ状態で《樹上の村/Treetop Village》を追加するのみでターンを返す。
《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》がMcKeownの場に現れるに際し、Calafellは思考に沈む―彼の眼前に広がる化け物共を掃除するか否か―。彼は《世話人》が解決する前に《大立者》を撃ち落して見せるものの、3体の《行列》トークンと《重鎮》からきつい一撃をお見舞いされることとなる。タップアウトをしながら、Calafellは《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》をプレイ、そして続唱からは2枚目の《地鳴り》がめくれる。McKeownにターンが返り、彼は《PtE》でエルフを葬り、Calafellは《山》を場に出す。さらにCalafellは《重鎮》を墓地に送るも、McKeownの場にはなお《高地》を起動するに十分なクリーチャーがおり、そこから《妄信的迫害/Zealous Persecution》をプレイ、Calafellのライフをわずか2点とする。《捕らえられた陽光/Captured Sunlight》でライフを6点に押しもどすCalafell、3枚目の《地鳴り》を着地させる。
McKeownは《谷》をクリーチャー化してアタック、Calafellにその土地を撃ち落すことを強要する、それはMcKeownにとっては《世話人》を起動する合図であり、Calafellのライフを1点とする。彼に一体何が出来るのだろうか?
《原初の命令/Primal Command》の命令が7点のライフを与え、クリーチャーをもたらし、Calafellの手札にはわずか2枚のカードが残される。《谷》と3体のトークンが攻撃してCalafellのライフは3に、プレッシャーを緩めまいとMcKeownはさらに追加で3体の《行列》トークンを展開する。
さぁ、これが本当にCalafellにとっての最後のチャンスだ。《陽光》が続唱で《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》を呼び込み、《行列》トークンの1体を対象とする。それは6体の化け物を見事葬り去ることに成功する。いや、そうなっていたはずだった、と言ったほうが正しいか。不運なことに、McKeownの手札には《流刑への道》が握られており、レスポンスで対象となったトークンを消し去ったせいで対象を失った《脈動》はフィズらされてしまう。ここへ来て遂にCalafellは万策尽き果て、McKeownの勇猛な軍隊が、ただ、その任務を遂行した。
この先にさらに2つのラウンドを残しながら、McKeownが2日目への切符を獲得したのだ。
Sean McKeown 2 - Joel Calafell 1
by Rich Hagon
毎回イベントカバレッジを熱心に読んでくれてる読者ならば、Joel Clafellが今日、一体何のデッキを使用しているのか、彼の続けざまのグランプリでエリートクラブに参加せんしているところを見てくれればわかるだろう。"壊れてないなら、直す必要はない"を信条に昨年のプロツアー・クアラルンプールにて輝かしい初のTOP8入賞を果たした、彼のスペイン人は、スワンアサルトデッキを使用している。対するテーブルの反対側に座っているのはstarcitygames.comで長年コラムを書き続けているSean McKeownだ。両者共にここまでを全勝で駆け抜けてきており(Calafellは3bye、McKeownはわずか1byeだ。)、ここでの勝者には2日目が約束されることになるだろう。
[Game 1]
6枚へのマリガンを経ながら、変わり映えしない手札をキープするCalafellに対して、McKeownは《運命の大立者/Figure of Destiny》を公開しながらの《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart》という力強いスタートを切る。《大立者》が続くターンに戦線に加わり、すぐさま2/2に成長する。《皺だらけの主/Wizened Cenn》がチームを強化し、Clalfellのライフは早くもわずか8となってしまう。ここでCalafellが動き出し、《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》を送り出し、当然続唱からは《突撃の地鳴り/Seismic Assault》がめくれ、即座に《主》を撃ち落とす。McKeownはさらに2点のダメージを与えてCalafellのライフを6とする、そして・・・
《ブリン・アーゴルの白鳥/Swans of Bryn Argoll》。もし、次の5分間別の場所で何か建設的なことをやりたければどうぞご自由に。僕はそうさせてもらうよ。
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Calafell 1 - McKeown 0
そこの好奇心旺盛な君のために言っておくと、Calafellは《地鳴り》の効果で彼の山のような数の土地を《白鳥》に向かって指し示し続けて、2枚づつカードを引いていった。その内1枚が土地で、彼はさらに繰り返す。繰り返す、繰り返す、繰り返す・・・。でもってたまには・・・というかほとんどの場合、2枚の土地がライブラリのトップから降ってきて1枚の余りができる、そうして時が来ればMcKeown目掛けて撃つ準備が出来る。9枚の土地が手札に溜まり、18点のライフは1瞬で0になった。どうかな?やっぱりプレイを1つずつ丁寧に解説したほうがいいだろう?
ははは・・・。
[Game 2]
7枚の手札をキープしながらMcKeownは、第2ゲームを《大立者》でスタートさせる、1点のダメージを与え、さらに《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》が戦線に加わる。Calafellがゆったりと《背骨岩の小山/Spinerock Knoll》の秘匿能力を解決する内に、McKeownはさらに3点のダメージを与え、ここでサイドボードカードである《沈黙のオーラ/Aura of Silence》が登場、《地鳴り》の登場を遅らせ、それを止めてしまおうとする。《風立ての高地/Windbrisk Heights》来る後のターンのために何かを用意し、追加の《騎士》が加わる、つまり"後"ってのは早ければ次のターンだ。Calafellはタップアウトをしながら《白鳥》を場に送り出す。コンボのキーカードでありながら、そのパワー・タフネスも優れている・・・のだが、《流刑への道/Path to Exile》の前にお払い箱となってしまう。McKeownはさらに6点のダメージを与えて、Calafellには同じ6点のライフしか残されていない。ダメ押しとばかりに《地鳴り》指定の《真髄の針/Pithing Needle》をMcKeownはプレイ。
続いてCalafellは《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》をプレイ、《地鳴り》をプレイするために追加の2マナを払うかどうか、少し考えた後でそれを払うのだが、それはあまり現実的とは言い難く、McKeownが2枚目の《PtE》を公開して《エルフ》を葬り、彼のキスキンの群れが勝利の行進を行うための道をこじ開けた。
Calafell 1 - McKeown 1
[Game 3]
1つのマッチの中で1度だけ、Calafellは先攻を選ぶことができる、というアドバンテージを得ることができる。このアドバンテージは1つマリガンを取ることで若干薄れてしまい、彼は《反射池/Reflecting Pool》でゲームの口火を切る。McKeownは2ターンに《重鎮》でアタック、《高地》をセットしながら《大立者》を戦線に加える。
3ターン目はCalafellにとって大きなもので、ナチュラルドローから《突撃の地鳴り/Seismic Assault》をセットする。『こりゃあ、あんまり楽しくないなぁ』 と控えめな愚痴をこぼすMcKeown。しかしながら彼は、《幽体の行列/Spectral Procession》によってプレッシャーを与え続ける。Calafellはタップ状態で《樹上の村/Treetop Village》を追加するのみでターンを返す。
《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》がMcKeownの場に現れるに際し、Calafellは思考に沈む―彼の眼前に広がる化け物共を掃除するか否か―。彼は《世話人》が解決する前に《大立者》を撃ち落して見せるものの、3体の《行列》トークンと《重鎮》からきつい一撃をお見舞いされることとなる。タップアウトをしながら、Calafellは《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》をプレイ、そして続唱からは2枚目の《地鳴り》がめくれる。McKeownにターンが返り、彼は《PtE》でエルフを葬り、Calafellは《山》を場に出す。さらにCalafellは《重鎮》を墓地に送るも、McKeownの場にはなお《高地》を起動するに十分なクリーチャーがおり、そこから《妄信的迫害/Zealous Persecution》をプレイ、Calafellのライフをわずか2点とする。《捕らえられた陽光/Captured Sunlight》でライフを6点に押しもどすCalafell、3枚目の《地鳴り》を着地させる。
McKeownは《谷》をクリーチャー化してアタック、Calafellにその土地を撃ち落すことを強要する、それはMcKeownにとっては《世話人》を起動する合図であり、Calafellのライフを1点とする。彼に一体何が出来るのだろうか?
《原初の命令/Primal Command》の命令が7点のライフを与え、クリーチャーをもたらし、Calafellの手札にはわずか2枚のカードが残される。《谷》と3体のトークンが攻撃してCalafellのライフは3に、プレッシャーを緩めまいとMcKeownはさらに追加で3体の《行列》トークンを展開する。
さぁ、これが本当にCalafellにとっての最後のチャンスだ。《陽光》が続唱で《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》を呼び込み、《行列》トークンの1体を対象とする。それは6体の化け物を見事葬り去ることに成功する。いや、そうなっていたはずだった、と言ったほうが正しいか。不運なことに、McKeownの手札には《流刑への道》が握られており、レスポンスで対象となったトークンを消し去ったせいで対象を失った《脈動》はフィズらされてしまう。ここへ来て遂にCalafellは万策尽き果て、McKeownの勇猛な軍隊が、ただ、その任務を遂行した。
この先にさらに2つのラウンドを残しながら、McKeownが2日目への切符を獲得したのだ。
Sean McKeown 2 - Joel Calafell 1
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